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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:リミックス、朝日インテク、ニトリHD

リミックス <日足> 「株探」多機能チャートより
■リミックスポイント <3825>  1,481円  +137 円 (+10.2%)  11:30現在
 22日、リミックスポイント <3825> [東証2]が18年3月期の連結経常利益を従来予想の1億2300万円→5億2000万円に4.2倍上方修正。増益率が21倍→87倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。仮想通貨の新取引所システム稼働などで子会社ビットポイント・ジャパンの収益が大幅に改善する。電力売買事業で新規顧客の獲得が伸びることも業績上振れに貢献する。

■朝日インテック <7747>  5,320円  +230 円 (+4.5%)  11:30現在
 朝日インテック <7747> [東証2]が大幅反発。同社は22日に17年6月期の決算説明会を開催。これを受け、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同日付のリポートで「印象はポジティブ、米国市場での成長が期待される」と報告している。朝日インテクは決算説明会で米国でのセールス人員増強を推進すると報告。PTCA(経皮的冠動脈形成術)ガイドワイヤの販売委託先との契約が切れる18年7月以降の直販化を見据えた戦略だが、直販になれば単価上昇や市場シェアの拡大が実現できると説明した。リポートでは、直販化による市場シェア拡大の余地は大きく、米国でのさらなる事業拡大が期待できると評価している。

■ニトリホールディングス <9843>  16,750円  +710 円 (+4.4%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>が反発している。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比14.0%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。東日本の太平洋側を中心に雨が長く続いたことや天候不順で、例年より低い気温が続いたが、接触冷感機能を持つ「Nクール」シリーズが引き続き好調に推移。特に、敷きパッド・ベッドパッドが前年を大きく上回った。また、家具ではリクライニングソファやソファベッド、自社開発商品のマットレス「Nスリープ」シリーズや、Nスリープを使用したリビングソファベッドも好評だった。

■システナ <2317>  2,622円  +100 円 (+4.0%)  11:30現在
 システナ<2317>が3連騰。この日、同社のPepperサービス「歩いてご案内」が、住宅情報館(神奈川県相模原市)のトータルホームギャラリー「マイホームラボ」住宅情報館大和店に採用されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「歩いてご案内」サービスは、ソフトバンクロボティクス(東京都港区)のPepperを活用し、システナが独自に開発したもの。設定したルート/ラインをPepperが自ら走行する機能で、“動きのある接客”を実現し、これまでの呼び込みを行うだけのPepperと差別化したのが特徴だという。住宅情報館では、「見て・触れて・体感できる」トータルホームギャラリー「マイホームラボ」の新装オープンに伴い、ロボットを用いてフロア案内をするようなサービス構想を描いていたことから、「歩いてご案内」の採用になったようだ。

■キーエンス <6861>  56,580円  +1,990 円 (+3.7%)  11:30現在
 キーエンス<6861>が最高値街道をまい進、きょうは一時2770円高に買われる人気となった。世界的な景況感の回復を背景に設備投資関連株に注目が集まっており、そのなかFA用センサートップメーカーである同社には機関投資家とみられる継続的な買いが観測されている。17年4~6月期の最終利益は474億円と過去最高を記録、業績は飛ぶ鳥を落とす勢いだ。時価総額は既に6兆8000億円を超え7兆円の大台替えも目の前にある。国内証券にも同社株の目標株価を引き上げる動きが相次いでおり、株式需給面では信用買い残が少なく18日申し込み現在で信用倍率0.7倍台と売り長であることも上値の軽さにつながっている。

■ソラスト <6197>  1,820円  +64 円 (+3.6%)  11:30現在
 ソラスト <6197> が大幅続伸し、上場来高値を更新した。SMBC日興証券が22日付で同社の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を1580円→1710円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、介護事業のM&Aがハイペースで実現していることを評価。また、生産性改善の進展も踏まえ、同証券の18年3月期の連結営業利益予想を41億円→44億円(会社計画は40.3億円)、19年3月期を49億円→52億円、20年3月期を59億円→62億円へそれぞれ上方修正した。同日、同社は7月の介護サービス利用状況を発表。訪問介護利用者数は前年同月比25.6%増、デイサービスは同18.6%増と好調を維持したことも支援材料となった。

■住友金属鉱山 <5713>  1,913円  +42.5 円 (+2.3%)  11:30現在
 住友金属鉱山<5713>やDOWAホールディングス<5714>、三菱マテリアル<5711>など非鉄株が高い。足もとで銅やアルミ、ニッケルなどの市況が上昇しており非鉄株に再評価機運が出ている。22日に発表した豪英資源大手、BHPビリトンの17年6月期決算は鉄鉱石の値上がりで最終損益が黒字転換した。これを受け、同社株のほか英リオ・ティントや米フリーポート・マクモランといった海外の大手鉱山株が上昇。この流れに乗り日本の非鉄株にも買いが流入している。

■西松屋チェーン <7545>  1,212円  +21 円 (+1.8%)  11:30現在
 西松屋チェーン<7545>が反発。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.0%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。夏物バーゲンセールの効果で全国的に夏物衣料の販売が大きく伸長したほか、月度後半で東日本や北日本を中心に秋物衣料が好調な立ち上がりとなったことも寄与した。また、育児用品も調乳衛生用品やコモディティグッズを中心に堅調に推移した。

■コニシ <4956>  1,812円  +30 円 (+1.7%)  11:30現在
 22日、コニシ <4956> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.09%にあたる40万株(金額で7億1280万円)を上限に、23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は22日終値の1782円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■S Foods <2292>  4,070円  +60 円 (+1.5%)  11:30現在
 S Foods <2292> が5日ぶりに反発。米大手投資会社フィデリティ傘下のFMRが22日付で関東財務局に変更報告書(5%ルール報告書)を提出したことが買い材料視された。報告書によると、FMRの同社株式保有比率は7.32%→8.37%に増加した。これを受けて需給思惑から買いが先行しているようだ。

■トヨタ自動車 <7203>  6,200円  +62 円 (+1.0%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>、SUBARU<7270>など自動車株が買われている。前日の米国株市場ではNYダウが196ドル高と急伸したことで国内外機関投資家のリスク許容度が高まっている。また、米長期金利の上昇を背景に外国為替市場ではドルが買われており、足もとは1ドル=109円台後半と前日より円安水準でもみ合っていることから、為替感応度の高い自動車セクターには輸出採算改善への期待が買い戻しを促している。

■アインホールディングス <9627>  8,050円  -450 円 (-5.3%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 22日、アインホールディングス <9627> が82万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限45万株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による18万株の株式売り出し、セブン&アイ・ホールディングス <3382> を割当先とする27万株の第三者割当増資を行うと発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の約11.1%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は8月30日から9月5日までのいずれかの日に決定。最大で約305億円の調達資金については、調剤薬局やドラッグストアの新規出店・改装費用などに充てる。

■図研エルミック <4770>  623円  +100 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在
 図研エルミック<4770>が続急伸。この日、ルネサスエレクトロニクス<6723>の産業機器向け機能安全ソリューションに最適化した機能安全通信ネットワーク開発環境の販売を始めたと発表しており、これを好感した買いが入っている。ルネサスのマイコン自己診断ソフトウエアのセーフティパッケージおよび機能安全リファレンスキットで構成された産業機器向け機能安全ソリューションに、同社のソフトウエア開発環境「Ze-PRO CC-Link IE Safety SDK」を実装して販売するというもの。これにより、開発・検証にかかる期間が大幅に短縮されるとしているほか、機能安全機器の受託開発も請け負い、関連事業の拡大を図るようだ。

■ネオス <3627>  537円  +80 円 (+17.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ネオス<3627>がストップ高買い気配。同社は携帯向けコンテンツ配信などを手掛けており、18年2月期は営業損益段階で黒字転換を見込んでいる。22日取引終了後に対話型チャットシステムを利用したWeb接客ソフト「OK SKY」を手掛ける空色と業務提携することを発表。人工知能(AI)技術を活用した新しい自動接客システムを開発する計画で、業容拡大に対する期待が買いを呼び込む形となった。

■ジーンズメイト <7448>  697円  +100 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 ジーンズメイト<7448>がストップ高に買われた。同社は、ファーストリテイリング<9983>の元開発担当者などを中心に、ジーンズやシャツ、ジャケットなどの新たなプライベートブランド「メイト」を立ち上げ、22日そのお披露目会を行った。RIZAPグループ<2928>傘下に入ってからリブランディングの要となるPB商品で、今後の業容拡大を期待する形で投機資金の買いを呼び込んでいる。また、きょうはその他のライザップ関連に位置づけられる銘柄群が軒並み人気化、堀田丸正<8105>、マルコ<9980>、パスポート<7577>、イデアインターナショナル<3140>、ぱど<4833>などいずれも株価水準を切り上げている。

●ストップ高銘柄
 Aiming <3911>  733円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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