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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 エンバイオH 、アカツキ、富機製 (10日大引け後 発表分)

エンバイオH <日足> 「株探」多機能チャートより

 10日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エンバイオH <6092> [東証M]  ★4-6月期(1Q)経常は29倍増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比29倍の4億円に急拡大して着地。四半期ベースの過去最高益を2四半期連続で更新した。土壌汚染地を浄化して販売するブラウンフィールド活用事業で2物件を売却したことが収益を押し上げた。
  第1四半期実績だけで、通期計画の5.5億円に対する進捗率は73.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 黒谷 <3168> [東証2]  ★今期経常を63%上方修正
 ◆17年8月期の連結経常利益を従来予想の10億円→16.4億円に62.9%上方修正。今期業績の上方修正は4月に続き、2回目となる。銅スクラップを中心に販売量が伸び、売上が計画を上回ることが寄与。銅価格が高値圏で推移し、利ざやが改善することも利益を押し上げる。

 内外テック <3374> [JQ]  ★今期経常を31%上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の3.1億円に急拡大して着地。スマートフォンやデータセンター関連など半導体需要の拡大を背景に、半導体製造装置メーカー向けに部品や組立・保守の受注が好調だったことが寄与。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の8.6億円→11.3億円に31.4%上方修正。増益率が1.3%増→33.1%増に拡大する見通しとなった。

 アカツキ <3932> [東証M]  ★4-6月期(1Q)経常は3.1倍増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の22.3億円に急拡大して着地。イベント効果が奏功し国内外で利用者が拡大した「ドラゴンボールZドッカンバトル」をはじめ、既存タイトルの課金収入が大きく伸びたことが寄与。

 TYK <5363>   ★今期経常を一転25%増益に上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.0倍の8.4億円に急拡大して着地。主力の鉄鋼向耐火物のほか、ファインセラミックスなどの新素材関連の需要が増加したことが寄与。コスト削減の進展に加え、円安による為替差損益の改善も利益を押し上げた。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の13.6億円→18.6億円に36.8%上方修正。従来の8.8%減益予想から一転して24.7%増益見通しとなった。予想PERが11.7倍→8.4倍に急低下し、割安感が強まった。

 富機製 <6134>   ★4-6月期(1Q)好調で今期経常を19%上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比77.7%増の54.2億円に拡大して着地。スマートフォンや自動車関連などの旺盛な設備投資需要を背景に、主力の電子部品実装ロボットの販売が大きく伸びたことが寄与。円安による為替差損益の改善も大幅増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の140億円→166億円に18.6%上方修正。増益率が37.3%増→62.7%増に拡大する見通しとなった。

 中村超硬 <6166> [東証M]  ★上期経常を8.8倍上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.7億円の黒字(前年同期は0.7億円の赤字)に浮上して着地。主力のダイヤモンドワイヤが多結晶シリコンウエハーメーカー向けに大きく伸びたことが寄与。原価低減の進展による採算改善なども黒字転換に貢献した。
  業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の0.4億円→3.5億円に8.8倍上方修正した。

 ヨロズ <7294>   ★4-6月期(1Q)経常は17億円の黒字に浮上、対上期計画92%進捗
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は17.4億円の黒字(前年同期は3.9億円の赤字)に浮上して着地。主要顧客である日産自動車の新車効果でサスペンションなど自動車部品の販売が伸びたことが寄与。円安進行で為替差損益が改善したことも黒字転換に大きく貢献した。
  上期計画の19億円に対する進捗率は92.0%に達しており、業績上振れが期待される。

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