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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ステラケミ、ノジマ、ロート

ステラケミ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ステラ ケミファ <4109>  3,840円  +700 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 8日、ステラ ケミファ <4109> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の33.2億円→47億円に41.4%上方修正。従来の20.0%減益予想の一転して13.1%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。活況な半導体市場を追い風に、海外向けを中心に高純度フッ化水素酸などの薬品販売が想定より伸びることが寄与。増収効果で主原料である無水フッ酸の価格上昇を吸収する。前日終値ベースの予想PERが15.5倍→11.7倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料となった。

■ノジマ <7419>  2,043円  +281 円 (+16.0%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ノジマ <7419> が急反騰し、上場来高値を更新した。8日に発表した18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比76.6%増の28.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。4K対応テレビや冷蔵庫、洗濯機などが好調だったほか、コンサルティングセールスで利益率の高い新商品や白物家電の販売が伸びたことが寄与。格安スマートフォンの販売強化や生産性の向上を進めた携帯電話販売事業も収益拡大に大きく貢献した。

■新電元工業 <6844>  680円  +90 円 (+15.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 8日、新電元工業 <6844> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.3倍の24.7億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。車載・産業機器向けパワー半導体の販売が好調だったデバイス事業が収益を牽引した。電装品の売上構成良化に加え、円安進行で為替差損が減少したことも増益に大きく貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の35億円→60億円に71.4%上方修正。従来の26.1%減益予想から一転して26.6%増益見通しとなった。前日終値ベースの予想PERが23.4倍→12.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ゲオホールディングス <2681>  1,425円  +178 円 (+14.3%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ゲオホールディングス<2681>が急反発。8日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高614億700万円(前年同期比1.1%増)、営業利益30億3600万円(同28.0%増)、純利益18億4300万円(同3.7%増)と3割近い営業増益となったことが好感された。レンタル売り上げは不調だったものの、「ニンテンドースイッチ」「プレイステーション4」関連商品やリユース商材が伸長したことが業績を牽引。また、販売促進費や備品消耗品費などの販管費削減に努めたことも奏功した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高2730億円(前期比1.8%増)、営業利益85億円(同1.9%減)、純利益45億円(同6.6%増)は従来見通しを据え置いている。

■レオン自動機 <6272>  1,369円  +151 円 (+12.4%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 8日、レオン自動機 <6272> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.1倍の8.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。省人化需要が拡大するなか、国内でコンビニ向け生産用の中華まんラインや製パン機などの販売が伸び、11.7%の大幅増収を達成したことが寄与。

■ロート製薬 <4527>  2,516円  +276 円 (+12.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 ロート製薬<4527>は大幅高。同社は8日取引終了後、18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表したが、売上高は358億3700万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は34億3300万円(同54.9%増)、最終利益は22億7500万円(同65.7%増)と好調だった。目薬では高機能眼科用薬「Vロートプレミアム」が好調で収益に貢献。また、スキンケア分野では「肌ラボ白潤プレミアム」や日焼け止め「スキンアクア」などの新製品がインバウンド需要なども取り込み業績に寄与した。

■加賀電子 <8154>  2,756円  +300 円 (+12.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率7位
 8日、加賀電子 <8154> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.6倍の22億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。国内外で電子機器向け製造受託サービスが大きく伸びた電子部品事業が収益を牽引した。住宅向け関連商材が好調だった情報機器事業の収益拡大も大幅増益の要因となった。上期計画の30億円に対する進捗率は73.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■メック <4971>  1,536円  +139 円 (+10.0%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 メック<4971>が急反騰し、年初来高値を更新。8日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、売上高を86億円から90億円へ、営業利益を11億円から14億円へ、純利益を8億5000万円から11億円へ上方修正したことが好感された。薬品販売がディスプレー向けを中心に伸長し、第1四半期(4~6月)の出荷数量が同14.1%増となったことに加えて、為替レートが想定より円安で推移したことが寄与した。また、利益率の高い薬品の売り上げが増加したことも利益を押し上げたという。なお、今期は決算期変更に伴う9カ月決算のため、前期との比較はない。同時に発表した第1四半期決算は、売上高24億9500万円(前年同期比8.5%増)、営業利益5億1900万円(同2.1%増)、純利益4億3500万円(同20.2%増)だった。

■ペッパーフードサービス <3053>  4,680円  +395 円 (+9.2%)  本日終値
 8日、東証がペッパーフードサービス <3053> [東証2]を15日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ケーズホールディングス <8282>  2,437円  +199 円 (+8.9%)  本日終値
 ケーズホールディングス <8282> が続急伸し、年初来高値を更新した。株価は15年6月につけた上場来高値2430円にあと18円に迫る場面があった。8日に発表した18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比34.4%増の69.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。時短・節水志向の高まりを背景に大容量タイプの洗濯機が好調だった。4K対応テレビのほか、省エネタイプなど付加価値の高い冷蔵庫や洗濯機、理美容・健康器具の販売が増加したことも大幅増益に貢献した。

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