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【市況】明日の株式相場見通し=日経平均株価は強含み推移、決算発表銘柄の個別物色に勢い

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(8日)の東京株式市場は、外国為替市場で円相場の小康状態が保たれるようであれば、日経平均株価は強含みの推移となりそうだ。一方で、4~6月期決算の内容を吟味しながらの個別物色は継続する。

 市場関係者からは「前週末の米7月の雇用統計が市場予想に比べて良好な内容となり、米景気の先行き堅調見通しから、米長期金利が上昇した。これを受けて、外国為替市場で円安・ドル高が進行したことを好感し、きょうの東京株式市場は堅調な推移となった。全般地合いが好転していることもあり、好決算発表銘柄への反応もポジティブさが目立った。ただ、きょうの東証1部の売買代金は、2兆353億円と2兆円超えぎりぎりの低水準にとどまっているのは懸念材料といえる」との見方が出ていた。

 週明け7日の東京株式市場は、前週末の米株高や円安・ドル高進行を背景にリスク選好の流れとなり、日経平均株価は反発し、2万円の大台を回復した。ただ、全体の売買代金は盛り上がりを欠いた。日経平均株価終値は、前週末比103円56銭高の2万55円89銭と反発した。

 日程面では、東京都議会が開会、7月の景気ウォッチャー調査、6月の国際収支に注目。海外では、ASEAN発足50周年記念式典、中国7月の貿易統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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