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【市況】東京株式(大引け)=103円高、米株高と円安受け7割の銘柄が上昇

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け7日の東京株式市場は米株高や円安を背景にリスク選好の流れとなり日経平均株価は反発、2万円大台を回復した。全体売買代金は盛り上がりを欠いた。

 大引けの日経平均株価は前週末比103円56銭高の2万55円89銭と反発。東証1部の売買高概算は15億590万株、売買代金概算は2兆353億2000万円。値上がり銘柄数は1397、対して値下がり銘柄数は514、変わらずは111銘柄だった。

 きょうの東京市場は主力株中心に幅広く買われた。前週末の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウが9日続伸で最高値更新を続けているほか、外国為替市場で1ドル=110円台後半の推移と円安傾向に振れたこともあって、リスクオンの流れに乗った。米7月の雇用統計は事前の市場予想を上回る雇用者数の伸びを示し、これを受けて買い安心感が広がった。決算発表を絡め、好業績銘柄を物色する動きは健在であり、業種別には建設株への買いが目立った。東証1部全体の約7割の銘柄が上昇したが、夏季休暇シーズンで国内外機関投資家などの参戦が限られ、全体売買代金はかろうじて2兆円台を確保したものの低水準だった。

 個別では、任天堂<7974>が続伸、トヨタ自動車<7203>も高い。ミネベアミツミ<6479>、古河電気工業<5801>も買われた。鹿島<1812>などゼネコンも買い優勢。THEグローバル社<3271>がストップ高を演じ、フルキャストホールディングス<4848>、日本カーボン<5302>なども大幅高。ホシデン<6804>が物色人気となったほか、ツクイ<2398>、デンカ<4061>なども上昇した。ティラド<7236>、ダイワボウホールディングス<3107>も人気。

 半面、ソニー<6758>、ブリヂストン<5108>が冴えず、ブラザー工業<6448>が売られた。スルガ銀行<8358>が急落、曙ブレーキ工業<7238>、エムアップ<3661>が大幅安。ダブル・スコープ<6619>はストップ安となった。日本ピラー工業<6490>、ヘリオス テクノ ホールディング<6927>が急落、東洋紡<3101>も値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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