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【市況】東京株式(前引け)=反発、雇用統計発表後の米株高受け安心感

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 7日前引けの日経平均株価は前週末比125円79銭高の2万78円12銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は7億5635万株、売買代金概算は9748億円。値上がり銘柄数は1441、対して値下がり銘柄数は455、変わらずは123銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、終始買い優勢の展開。前週末に発表された米7月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことを受け、米国株市場でNYダウが9日続伸するなど上値追い基調を強めており、このリスクオンの流れが波及している。前週末の欧州株市場やきょうのアジア株式も総じて強い動きを示していることもあって、足もとは買い安心感が強い。外国為替市場で1ドル=110円台後半の推移と円安傾向にあることも主力輸出株に有利に働いている。値上がり銘柄数は東証1部全体の7割を超えた。ただ市場参加者は限定的で、前場の売買代金は1兆円を割り込んでいる。

 個別では売買代金トップの任天堂<7974>が高いほか、トヨタ自動車<7203>も買われた。ソフトバンクグループ<9984>も買いが優勢。ミネベアミツミ<6479>が買われルック<8029>は4連騰で連日の新高値。日本カーボン<5302>、旭ダイヤモンド工業<6140>が値を飛ばしたほか、フルキャストホールディングス<4848>は値上がり率トップに買われた。半面、ブラザー工業<6448>、堀場製作所<6856>などが値を下げ、ダブル・スコープ<6619>はストップ安に売られた。トーセ<4728>、曙ブレーキ工業<7238>が急落、アーク<7873>、エムアップ<3661>などの下げも目立った。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2017年08月07日 11時53分

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