市場ニュース

戻る
 

【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ホシデン、セガサミー、スズキ (3日大引け後 発表分)

ホシデン <日足> 「株探」多機能チャートより

 3日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ホシデン <6804>   ★今期経常を70%上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は22.7億円の黒字(前年同期は26.2億円の赤字)に浮上して着地。アミューズメント関連向けコネクターやスイッチなどの販売が大きく伸びたことが寄与。車載向け表示部品の伸長に加え、円安進行で為替差損20.8億円が解消したことも黒字浮上に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の50億円→85億円に70.0%上方修正。増益率が2.8倍→4.7倍に拡大する見通しとなった。

 RSテクノ <3445>   ★今期経常最高益を45%上乗せ
 ◆17年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の9億円→15.9億円に76.0%上方修正。三木本工場と台湾新工場の稼働率向上で再生処理した半導体シリコンウエハーの出荷が想定より伸びたことが寄与。円安効果も業績拡大を後押しした。
  併せて、通期の同利益を18.2億円→26.5億円に45.2%上方修正。増益率が25.9%増→82.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 高度紙 <3891> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は5億5600万円の黒字(前年同期は8900万円の赤字)に浮上して着地。主力のコンデンサー用セパレーターが車載用やスマートフォン関連機器の低圧品向け、白物家電用の中高圧品向けに販売が好調だった。円安による為替差損の減少も黒字浮上に貢献した。
  上期計画の4億6000万円を既に20.9%も上回っており、業績上振れが期待される。

 有沢製 <5208>   ★4-6月期(1Q)好調で今期経常を13%上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の8.1億円に急拡大して着地。スマートフォン用を中心にプリント基板向け材料の販売が伸びたことが寄与。産業用構造材料部門の採算改善に加え、円安による為替差損の減少も大幅増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の31.5億円→35.5億円に12.7%上方修正。増益率が17.1%増→32.0%増に拡大する見通しとなった。予想PERが14.7倍→12.7倍に低下し、割安感が強まった。

 ディスコ <6146>   ★上期最高益予想を20%上乗せ、配当も21円増額
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比99.2%増の149億円に拡大して着地。半導体関連の設備投資需要の拡大を追い風に、メモリー向けを中心に精密切断・研削装置の販売が大きく伸びたことが寄与。利益率の高い消耗品の好調継続も大幅増益に貢献した。
  業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の216億円→260億円に20.4%上方修正。増益率が38.4%増→66.6%増に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、上期配当を従来計画の109円→130円(前年同期は83円)に増額修正した。

 セガサミー <6460>   ★4-6月期(1Q)経常は5.4倍増益・通期計画を超過
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.4倍の162億円に急拡大して着地。パチンコ機で主力タイトル「北斗の拳」シリーズ新作の販売が急増したことが収益を押し上げた。
  通期計画の160億円に対する進捗率を既に1.6%上回っており、業績上振れが期待される。

 イマジカロボ <6879>   ★非開示だった今期最終は29%増益
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比31倍の16.4億円に急拡大して着地。映像制作サービス事業や映像システム事業の収益が拡大したほか、メディア・ローカライゼーション事業で前期に発生した販管費の一時費用がなくなったことも業績改善に寄与した。IMAJICAティーヴィの株式売却に伴う売却益21.7億円を計上したことも最終利益を押し上げた。
  併せて、非開示だった通期の同利益は前期比28.9%増の22億円に伸びる見通しを示した。

 キョウデン <6881> [東証2]  ★4-6月期(1Q)経常は4.3倍増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.3倍の6.4億円に急拡大して着地。主力のプリント配線基板の受注が好調だったほか、ガラス繊維原料などの工業材料も伸びた。タイ工場の業績改善に加え、コスト削減や生産効率化なども増益に貢献した。円安による為替差損の解消も利益を押し上げた。

 スズキ <7269>   ★4-6月期(1Q)経常は62%増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比62.4%増の995億円に拡大して着地。インドや欧州など海外で自動車販売が好調だったことが寄与。円安による採算改善や為替差損の減少のほか、原価低減も利益拡大に貢献した。
  上期計画の1250億円に対する進捗率は79.6%に達しており、業績上振れが期待される。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均