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【市況】明日の株式相場見通し=米7月の雇用統計前に手控え、決算発表吟味の物色は継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(4日)の東京株式市場は、日本時間4日夜に発表される米7月の雇用統計を前に、その結果を見極めたいとする姿勢から手控えムードが強まりそうだ。ただ、そうしたなかでも決算発表の内容を吟味しながらの好業績銘柄への物色は継続することになる。

 市場関係者からは「きのうからきょうに掛けて安倍改造内閣の組閣人事が伝えられたが、株価への影響は限定的なものとなった。前内閣で不祥事が相次いだ反省もあってか、閣僚経験者を多用するなど政権運営の安定性を重視した陣容となっているものの、その分新味に乏しく支持率回復へのインパクトは小さいようだ。市場は経済閣僚の発言に注目しているが、今後も内閣支持率低下に歯止めが掛からないようだと、解散・総選挙含みとなり株式市場の波乱要因ともなりかねない」との見方が出ていた。

 3日の東京株式市場は、終始売り優勢で日経平均株価は2万円台を一時割り込む場面もあったが、後場は日銀のETF買いの思惑などを底流に大台はキープした。日経平均株価終値は、前日比50円78銭安の2万29円26銭と3日ぶり反落した。

 日程面では、6月の毎月勤労統計速報値、4~6月期の年金積立金の運用成績に注目。海外では、米7月の雇用統計、米6月の貿易収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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