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【市況】3日の株式相場見通し=日経平均株価はこう着状態、内閣改造の影響は軽微

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 3日の東京株式市場は、安倍内閣の組閣人事の顔ぶれは固まったものの、閣僚経験者を多く起用するなどで手堅さは目立つものの、新鮮味に乏しいという市場の評価があるなかで、株価に与える影響は軽微にとどまりそうだ。前日の米株式市場でNYダウ平均株価が2万2000台乗せを果たしたものの、2日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円70銭台と、引き続き1ドル=110円台での推移となっており、円高警戒感は根強く日経平均株価はこう着状態となりそうだ。

 2日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比52.32ドル高の2万2016.24ドルと7日続伸。6日続けて過去最高値を更新し、2万2000ドル台のフシ目を突破してきた。1日の取引終了後に好決算を発表した米アップルの株価が終値で5%近く上昇し、ダウ平均株価を50ドル近く押し上げた。ただ、ダウ平均株価が2万2000ドル台に乗せた後は、達成感もあり伸び悩む展開となった。ナスダック総合株価指数は、前日比0.293ポイント安の6362.645と小幅反落した。

 日程面では、ライフサービス領域に関する「バーティカルメディアサイト」および総合プラットフォームサイト「生活110番」の運営、WEB集客に伴うコンサルティング業務などを手掛けるシェアリングテクノロジー<3989>が名証セントレックス市場に新規上場する。

 このほかに、安倍内閣改造・自民党役員人事に注目。海外では、英中銀の金融政策発表、米7月のISM非製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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