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【特集】明光ネット Research Memo(3):明光義塾事業の増益とM&A効果で増収増益に

明光ネット <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2017年8月期第3四半期累計業績の概要
明光ネットワークジャパン<4668>の2017年8月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比7.3%増の14,028百万円、営業利益が同76.2%増の1,743百万円、経常利益が同87.6%増の1,897百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同884.5%増の1,458百万円と増収増益となった。

売上高は、明光義塾直営事業や予備校事業が減収となったものの、前第4四半期から新規連結した国際人材開発、古藤事務所の寄与を含めてその他事業が大きく伸びたことで増収となった。営業利益は、新規連結子会社の寄与に加えて、明光義塾事業において前期に実施した追加的な販促費用が無くなったことが寄与して2ケタ増益となり、親会社株主に帰属する四半期純利益については、第2四半期に固定資産売却益544百万円を特別利益として計上したことも加わって大幅増益となった。

明光義塾事業における第3四半期末の教室数は、全体で前年同期比1.3%減の2,075教室、生徒数は同3.5%減の109,525人といずれも減少し、四半期ベースでは6四半期連続の減少となった。学習塾業界において生徒獲得競争が激化するなかで、生徒数や1教室当たり生徒数の減少率は2017年8月期第1四半期を底にして縮小傾向となっており、最悪期は脱しつつあるように思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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