【市況】明日の株式相場見通し=決算銘柄物色活発も上値重い、続落なら調整色強まる可能性も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、海外市場での円高・ドル安進行の影響で、日経平均株価が寄り付き売り先行でスタートしたものの、決算発表の内容を評価しての好業績銘柄物色の活発化によって、前週末比プラス圏に浮上する場面もあり“底堅い”と感じさせる地合いとの受け止めもある。しかし一方で、終値での東証1部の値下がり銘柄数は1266に達し、値がり銘柄数の685(変わらずは72)を大きく上回り、終値は6月15日以来、1カ月半ぶりの安値水準となったことを考慮すると、やや深刻な地合いではないのか」との見方が出ていた。
31日の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行などを背景に、売り優勢で日経平均株価は、約3週間ぶりに一時1万9900円台を割り込む場面もあった。日経平均株価は、前週末比34円66銭安の1万9925円18銭と続落した。
日程面では、政府が冷凍輸入牛肉のセーフガード(緊急輸入制限)を発動、7月の新車販売台数、7月の大手百貨店売上高速報(5社ベース)、東証・名証が東芝<6502>を1部から2部に指定替えに注目。海外では、ユーロ圏4~6月期のGDP、米6月の個人消費支出、米7月の新車販売台数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)