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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 日本ライフL、ウシオ電、ミスミG (28日大引け後 発表分)

日本ライフL <日足> 「株探」多機能チャートより

 28日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 日本ライフL <7575>   ★4-6月期(1Q)経常は54%増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比53.6%増の26.2億円に拡大して着地。四半期ベースの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。心房細動のアブレーション治療の症例数が拡大するなか、引き続き利益率の高いEPカテーテルの販売が増加したことが寄与。外科関連製品や心臓ペースメーカーの売上増加も大幅増益に貢献した。上期計画の39.5億円に対する進捗率は66.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 大日本住友 <4506>   ★1Q好調で今期最高益予想を18%上乗せ
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.4%増の198億円に拡大して着地。北米で抗精神病薬「ラツーダ」の販売が大きく伸びたことが寄与。円安進行で為替差損が大幅に減少したことも増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の550億円→650億円に18.2%上方修正。増益率が1.2%増→19.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。予想PERが16.4倍→13.4倍に低下し、割安感が強まった。

 神戸鋼 <5406>   ★上期経常を50%上方修正、通期も増額、上期配当は2期ぶり復配
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の200億円→300億円に50.0%上方修正。中国向け油圧ショベルの販売が増加傾向にあることに加え、電力事業で燃料価格が想定を下回ることが上振れの要因。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を500億円→550億円に10.0%上方修正した。併せて、従来未定としていた今期の上期配当を10円(前年同期は無配)実施する方針とした。

 藤商事 <6257> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の経常損益(非連結)は45.3億円の黒字(前年同期は6.9億円の赤字)に浮上して着地。新機種4タイトルの投入などでパチンコ機の販売台数が大幅に伸びたことが寄与。第1四半期実績だけで、通期計画の25億円を既に81.4%も上回っており、業績上振れが期待される。
  併せて、発行済み株式数の4.1%を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。

 CKD <6407>   ★4-6月期(1Q)好調で通期経常を13%上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比77.5%増の27.4億円に拡大して着地。半導体製造装置や工作機械の設備投資需要の拡大を追い風に、空気圧機器や流体制御機器の受注が伸びたことが寄与。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の103億円→116億円に12.6%上方修正。増益率が5.4%増→18.7%増に拡大する見通しとなった。

 ウシオ電機 <6925>   ★4-6月期(1Q)経常は9.1倍増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比9.1倍の39.3億円に急拡大して着地。電子部品用投影露光装置に加え、次世代スマートフォンのメイン基板用露光装置の販売が好調だったことが寄与。コスト削減効果や円安による為替差損の減少も増益に大きく貢献した。上期計画の55億円に対する進捗率は71.6%に達しており、業績上振れが期待される。

 双信電機 <6938>   ★今期経常を47%上方修正
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の3.2億円→4.7億円に46.9%上方修正。半導体製造装置、工作機械用のノイズフィルターやコンデンサーの販売が想定より伸びることが寄与。円安による為替差損益の改善なども利益を押し上げる。

 ミスミG <9962>   ★4-6月期(1Q)経常は33%増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.1%増の99.5億円に拡大して着地。四半期ベースの過去最高益を4四半期ぶりに更新した。旺盛な自動化需要を捉え、中国やアジアでFA部品の販売が好調だったほか、自動車関連向けに金型部品も伸びた。品揃え強化などで通信販売のVONA事業の高成長が続いたことも収益を押し上げた。上期計画の145億円に対する進捗率は68.7%に達しており、業績上振れが期待される。

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