【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、豪中銀会合に注目
■強含み、CPI低下や豪ドル安期待発言で一時売られる
先週の豪ドル・円は強含み。4-6月期消費者物価指数(CPI)が予想外に低下し、ロウ豪準備銀行総裁の豪ドル安期待発言もあり、豪ドル売りが一時優勢となった。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明でバランスシート縮小開始が後ずれするとの思惑が浮上し、その後、豪ドル買い・米ドル売りが活発となった影響で豪ドル買い・円売りが強まった。取引レンジ:87円65銭-89円43銭。
■弱含みか、豪中銀会合に注目
今週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の理事会が材料になる。政策金利は1.50%に据え置きとなる見込み。4-6月期消費者物価指数は中銀目標レンジ2-3%を割り込んだことで早期利上げ観測は後退しており、声明内容に変化がない場合、豪ドル売りが優勢となる可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・8月1日:豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
・8月3日:6月貿易収支(5月:+24.71億豪ドル)
・8月4日:6月小売売上高(5月:前月比+0.6%)
《FA》
提供:フィスコ