【市況】明日の株式相場見通し=週末の売りこなし堅調推移、好決算銘柄へ買い意欲高まる
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「現地26日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容は、市場で“ハト派(金融引き締めに慎重)”的と受け止められたことから、外国為替市場では円高・ドル安が進行し、きょう寄り付きはやや売り先行のスタートとなった。ただ、好決算を評価する銘柄への買いに支えられるかたちで、午前10時前には日経平均株価が前日比でプラス圏に浮上し、円高進行に抵抗力を示した。さらに、業績好調に加えて自社株買いを発表する銘柄を買い進む動きも見逃せない」との見方が出てきた。
27日の東京株式市場は、円高・ドル安進行の逆風のなか日経平均株価が朝安後、プラス圏に切り返す強さをみせた。ただ、上値も重く終盤にきて上げ幅を縮小し、日経平均株価終値は、前日比29円48銭高の2万79円64銭と小幅続伸した。
日程面では、6月の消費者物価指数・家計調査・有効求人倍率・完全失業率、6月の商業販売統計、7月19・20日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」に注目。海外では、米4~6月期GDP速報、台湾4~6月期GDP速報が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)