【市況】明日の株式相場見通し=FOMC通過で売買の自由度回復、好業績銘柄中心に買い優勢
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「日本時間今夜のFOMC声明文発表後に、外国為替市場で円高圧力が強まる可能性は否定できないものの、2週間前の1ドル=114台前半から、24日の1ドル=110円台後半まで円高・ドル安が進行するなかで、今回のFOMCの内容はかなり織り込まれた可能性が高い。したがって、ここから大幅な円高・ドル安進行は想定し難い。ただ半面で、逆にある程度円安・ドル高に振れたとしても、それだけでは大きな買いインパクトにはなりそうもない」との見方が出ていた。
26日の東京株式市場は、終始買い優勢の展開で日経平均株価は3日ぶりに2万円台を回復した。ただ、寄り付きの買いの勢いは続かず、上値も重くなり徐々に上昇幅を縮小する推移となった。日経平均株価終値は、前日比94円96銭高の2万50円16銭と4日ぶり反発した。東証1部の売買代金は、2兆1965億円と4日ぶりに2兆円を上回った。
日程面では、全国知事会議、4~6月期のロボット出荷統計に注目。海外では、米6月の耐久財受注、米6月のシカゴ連銀全米活動指数、韓国4~6月期GDPが焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)