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【市況】20日の株式相場見通し=ECB理事会を前に様子見、円高・ドル安進行に警戒感

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 20日の東京株式市場は、欧州中央銀行(ECB)理事会とその後のドラギ総裁の会見を前にして様子見姿勢が強まりそうだ。ドラギ総裁の金融引き締めを巡る発言に関心が寄せられており、外国為替市場への影響に警戒感もあるようだ。また、20日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円80銭台と、前日に比べて円高・ドル安が進行しており、輸出関連銘柄に売りが出やすい地合いとなっている。

 19日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比66.02ドル高の2万1640.75ドルと3日ぶりに反発した。発表が本格化している4~6月期の企業業績への期待感から買いが優勢となった。また、原油価格の上昇も買い安心感につながった。ナスダック総合株価指数は、前日比40.737ポイント高の6385.042と9日続伸し、連日で過去最高値を更新した。

 日程面では、学生向け物件を中心とした不動産賃貸管理事業、高齢者住宅事業およびその他の事業を手掛けるジェイ・エス・ビー<3480>が東証2部に、ジュエリー・アクセサリーの開発・製造・販売のクロスフォー<7810>が東証ジャスダック市場にそれぞれ新規上場する。

 このほかに、黒田日銀総裁会見、7月の展望リポート、6月の貿易統計、18日時点の給油所の石油製品価格、6月の粗鋼生産量に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会、米6月のCB景気先行総合指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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