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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サイステップ、リミックス、ブロンコB

サイステップ <日足> 「株探」多機能チャートより
■サイバーステップ <3810>  5,390円  -1,000 円 (-15.7%) ストップ安   本日終値
 サイバーステップ <3810> [東証M] がストップ安売り気配。同社は14日に決算を発表。17年5月期の連結経常損益は3億6500万円の黒字(前の期は4億0100万円の赤字)に浮上したが、続く18年5月期の同利益は前期比76.4%減の8600万円に大きく落ち込む見通しとなった。これを嫌気する売りが殺到している。前期はオンラインクレーンゲーム「トレバ」の利用者拡大で課金収入が大きく伸びた。今期はトレバや新規タイトルのプロモーション強化による先行投資に注力するため大幅減益となる見込み。

■ポケットカード <8519>  715円  -46 円 (-6.0%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 14日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は4%増益も対上期進捗は過去平均を下回る」が嫌気された。ポケットカード <8519> が7月14日大引け後(15:00)に決算を発表。18年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.5%増の8.5億円に伸びたが、3-8月期(上期)計画の24億円に対する進捗率は35.5%にとどまり、5年平均の49.6%も下回った。
  ⇒⇒ポケットカードの詳しい業績推移表を見る

■リミックスポイント <3825>  1,133円  -67 円 (-5.6%)  本日終値
 リミックスポイント<3825>やトレイダーズホールディングス<8704>、セレス<3696>など仮想通貨関連株が安い。ビットコインが複数の陣営に分裂する可能性があり仮想通貨の価格が下落していることを警戒する売りが先行した。ビットコインの情報サイト、コインデスクによるとビットコインのドル建て価格は、16日には一時1836ドルまで下落。11日につけた3025ドルの高値から4割近く下落した。複数の陣営に分かれる可能性がある8月1日が近づき、ビットコイン投資家はいったんポジションを閉じる動きをみせている様子だ。ただ、18日には同価格は2200ドル台へと値を戻している。

■ブロンコビリー <3091>  2,524円  -119 円 (-4.5%)  本日終値
 ブロンコビリー<3091>は大幅反落。前週末14日の取引終了後、17年12月期の単独業績予想について、売上高を205億円から200億円(前期比11.0%増)へ、営業利益を30億8000万円から26億8000万円(同2.7%減)へ、純利益を22億円から19億1000万円(同1.4%増)へ下方修正したことが嫌気された。消費者の節約志向が想定よりも強まっていることを背景に、上期業績が計画を下振れたことに加えて、原材料価格の上昇で売上原価率の上昇が見込まれることなどが響くとしている。なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高94億5100万円(前年同期比5.1%増)、営業利益10億8100万円(同22.2%減)、純利益7億6300万円(同16.9%減)だった。

■リテールパートナーズ <8167>  1,190円  -55 円 (-4.4%)  本日終値
 13日、リテールパートナーズ <8167> [東証2]が18年の連結最終利益を従来予想の40億円→206億円に5.2倍上方修正。増益率が56.6%増→8.1倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。3月にマルキョウを株式交換で完全子会社化したことに伴い、負ののれん発生益166億円、段階取得に係る差益1.6億円を計上することが主因。併せて、経営統合記念配当2円を実施する形で、今期の上期配当を従来計画の8円→10円(前年同期は8円)に増額。年間配当は18円になる。

■出光興産 <5019>  2,646円  -82 円 (-3.0%)  本日終値
 出光興産<5019>が大幅安で年初来安値を更新。この日、東京地裁は同社の公募増資の差し止めを求めた出光創業家の仮処分の申し立てを却下した、と複数のメディアが報じた。同社は3日に最大で約1380億円を調達する公募増資を発表したが、新株発行に伴い持ち株比率が約34%から26%程度に低下することになる創業家は公募増資の差し止めを求め提訴していた。この日は、東京地裁の請求却下を受け、公募増資による1株当たり利益の希薄化があらためて懸念されている。公募増資の発行価格は2600円で払込日は20日。創業家は即時抗告する方針とも伝えられており、東京高裁は20日までに判断を下すともみられている。

■三菱UFJ <8306>  721.6円  -10.2 円 (-1.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが総じて売りに押される展開となった。前日の米国ではこれまで上昇基調にあった長期債利回りが反落、米10年債利回りは2.31%台、30年債利回りも2.90%台に水準を下げており、為替でも日米金利拡大期待の反動で円買いの動きが表面化している。メガバンクは米国事業での利ザヤ縮小による収益機会の低減が嫌気材料となっている。

■ヨシムラHD <2884>  3,790円  +700 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 13日、ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884> が決算を発表。18年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比87.9%増の2.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。前期に買収した純和食品など3社の業績上積みに加え、中華チルド食品会社で主力商品や新商品の販売が好調だったことが寄与。積極的な設備投資で原価が低減したことも大幅増益に貢献した。上期計画の2.9億円に対する進捗率は94.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ビーマップ <4316>  2,380円  +400 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 ビーマップ<4316>後場急上昇。午後2時ごろ、ジェイアール東日本企画(東京都渋谷区)およびY&N Brothers(東京都千代田区)と共同で、M2M2S(メディアtoモバイルtoストア)を事業とする新会社を設立すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。新会社は、「メディア(M)での露出」→「モバイル(M)での認証」→「ストア(S)での購買把握」を事業とする会社で、各種メディアでの露出を図りモバイルを通じて接触者を捉え、また、強いコンテンツによりモバイルでの接触認証を行い店舗への送客・買い上げを促し、さらに、店舗での買い上げ実績などをデータで捕捉する取り組みを行うとしている。なかでビーマップは、放送から店頭へ誘客するO2O2Oサービスのノウハウを生かして通信などのインフラやWEBサイトなどのシステム構築を担うほか、全国流通店舗でのサンプリングやクーポンを配布できる仕組みを提供するとしている。

■北の達人 <2930>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 北の達人コーポレーション<2930>がストップ高。同社は健康食品や化粧品を自社で企画し、ネット経由で販売する事業を手掛けており、利益率の高い新商品群の寄与で業績は絶好調に推移している。14日取引終了後に発表した18年2月期第1四半期の単独決算は売上高8億7200万円(前年同期比47.3%増)、営業利益2億2600万円(同3.3倍)、最終利益1億5700万円(同3.5倍)と高変化をみせ、ポジティブサプライズを誘った。なお、18年2月期の単独業績予想について、売上高を30億円から39億6900万円(前期比47.2%増)へ上方修正した。

■買取王国 <3181>  779円  +100 円 (+14.7%) ストップ高   本日終値
 買取王国<3181>はストップ高。前週末14日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、売上高11億5300万円(前年同期比8.4%減)、営業利益3000万円(同6.7倍)、純利益2000万円(同6.9倍)となり、上期計画の営業利益700万円を大きく上回ったことが好感された。前期に不振店舗をスクラップしたことで売上高は減収となったが、主力商材のファッション、ホビーや新たに力を入れ始めた家電、工具が好調に推移していることに加えて、店舗外観改修計画の実施の遅れや、経費削減に積極的に取り組んだことにより販管費の減少が利益を押し上げたとしている。

●ストップ高銘柄
 北の達人 <2930>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 買取王国 <3181>  779円  +100 円 (+14.7%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 タカタ <7312>  52円  -30 円 (-36.6%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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