【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ペッパー、ADプラズマ、NOK (14日大引け後 発表分)
ペッパー <日足> 「株探」多機能チャートより
14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ペッパー <3053> [東証2] ★今期最高益予想を61%上乗せ
◆17年12月期の連結経常利益を従来予想の13.4億円→21.6億円に61.0%上方修正。増益率が38.1%増→2.2倍に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は4月に続き、2回目。立ち食い店「いきなりステーキ」が絶好調なうえ、低価格店「ペッパーランチ」も持続的な成長が継続し、売上が計画を16.8%も上回ることが利益を押し上げる。
ホクリヨウ <1384> ★今期最終を一転38%増益に上方修正
◆17年8月期の連結最終利益を従来予想の9.7億円→13.4億円に38.4%上方修正。従来の0.5%減益予想から一転して37.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。鶏卵販売の増加や飼料価格の低下などで鶏卵事業の収益が想定より改善する。卵価安定基金返還額4億円を計上したことも最終利益を大きく押し上げる。
ライク <2462> ★今期経常は30%増で3期連続最高益、株式分割も発表
◆17年5月期の連結経常利益は前の期比74.8%増の24.9億円に伸びて着地。続く18年5月期も前期比30.4%増の32.5億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も人手不足が続くなか、携帯電話販売を中心に人材派遣が伸び、17.4%の大幅増収を見込む。
同時に、8月31日割当で1→2の株式分割を実施すると発表。流動性の向上や投資家層の拡大を好感する買いも期待される。また、今期の年間配当は20円とし、株式分割を考慮した実質配当は11.1%増配とする方針とした。
ヨシムラHD <2884> ★3-5月期(1Q)経常は88%増益、対通期95%進捗
◆18年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比87.9%増の2.8億円に拡大して着地。前期に買収した純和食品など3社の業績上積みに加え、中華チルド食品会社で主力商品や新商品の販売が好調だったことが寄与。積極的な設備投資で原価が低減したことも大幅増益に貢献した。
上期計画の2.9億円に対する進捗率は94.9%に達しており、業績上振れが期待される。
ADプラズマ <6668> [東証2] ★今期最高益予想を16%上乗せ
◆17年8月期の連結経常利益を従来予想の11.8億円→13.7億円に16.0%上方修正。増益率が9.2倍→11倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は4月に続き、3回目。研究機関・大学関連事業は低調に推移するものの、半導体製造装置向けの電源装置やタッチパネル成膜装置の販売が伸びることが利益を押し上げる。
NOK <7240> ★今期経常を13%上方修正
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の460億円→520億円に13.0%上方修正。増益率が0.6%増→13.8%増に拡大する見通しとなった。自動車用オイルシールやフレキシブル基板の販売が想定より伸びることが寄与。持分法投資利益の増加なども利益を押し上げる。
リテールPA <8167> [東証2] ★今期最終を最高益に5.2倍上方修正、配当も2円増額
◆18年の連結最終利益を従来予想の40億円→206億円に5.2倍上方修正。増益率が56.6%増→8.1倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3月にマルキョウを株式交換で完全子会社化したことに伴い、負ののれん発生益166億円、段階取得に係る差益1.6億円を計上することが主因。
併せて、経営統合記念配当2円を実施する形で、今期の上期配当を従来計画の8円→10円(前年同期は8円)に増額。年間配当は18円になる。
●このほか、以下の銘柄の動向も注目される。
北の達人コーポレーション <2930>
3-5月期(1Q)経常は3.3倍増益で着地。
前澤工業 <6489>
今期経常は3.5倍増益へ。
株探ニュース