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【市況】明日の株式相場見通し=3連休を前に買い手控え、手掛かり難で方向性乏しい

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(14日)の東京株式市場では、3連休を前に持ち高調整の売りが想定され、買い手控え姿勢も強まり日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。きょうは、外国為替市場で円高・ドル安が進行したものの、前日の米株高に連動してアジア株全般が堅調推移となったことが下支えとなり、売り買いが拮抗した。

 市場関係者からは「きょうの日経平均株価は、かろうじて前日比小幅反発で引けたものの、東証1部の売買代金は1兆9815億円と、前日に続いて2兆円を割り込む薄商いで盛り上がりを欠いた状態が継続している。日経平均株価への寄与度の大きい東京エレクトロン<8035>と日本電気硝子<5214>の2銘柄で32円分の上昇を賄ったことになる。また、25日移動平均線(2万59円58銭=13日)が接近しており、上昇波動維持か調整入りか、今後を占う正念場を迎えている」との見方が出ていた。

 13日の東京株式市場は、朝高後に値を消す展開を余儀なくされた。前日の欧米株式が全面高となったものの、円高進行が嫌気されて日経平均株価はマイナス圏に沈む場面もあった。日経平均株価終値は、前日比1円43銭高の2万99円81銭とわずかながら反発した。

 日程面では、7月のオプションSQ値算出に注目。海外では、トランプ大統領がパリ訪問、米6月の消費者物価指数・小売売上・鉱工業生産・設備稼働率、欧州6月の新車販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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