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【市況】明日の株式相場見通し=円安を好感し堅調推移、エネルギー不足で上値は限定的

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(11日)の東京株式市場は、外国為替市場での円安・ドル高傾向を好感して輸出関連の主力銘柄を中心に、全般に買い優勢の推移となりそうだ。ただ、積極的に上値を買い進むエネルギーには乏しく、日経平均株価の上値は限定的となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、外国為替市場で1ドル=114円台前半と、円相場が約2カ月ぶりの円安水準となったことで、自動車、電機など輸出関連の主要銘柄が幅広く買われた。ただ、東証1部の売買代金は、2兆992億円と盛り上がりに欠けており、個別銘柄の売買代金でも任天堂<7974>が目立つ程度で、株価指数先物主導の物色にとどまっているようだ。3月期決算企業の4~6月期の業績発表が本格化する7月下旬までは、2万円固めの推移となりそうだ」との見方が出ていた。

10日の東京株式市場は、終日買い優勢の地合いとなった。前週末の米国株高や外国為替市場での円安・ドル高進行が好感され、日経平均株価は3日ぶりに終値で2万円台を回復して引けた。終値は、前週末比151円89銭高の2万80円98銭と3日ぶりに反発した。

 日程面では、6月のマネーストックに注目。海外では、EU財務相理事会、米5月の卸売売上高が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2017年07月10日 17時40分

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