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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ソレイジア、フマキラ、サーラ

ソレイジア <日足> 「株探」多機能チャートより
■ソレイジア・ファーマ <4597>  423円  +80 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値
 ソレイジア・ファーマ<4597>がストップ高。午後0時過ぎに、がん化学療法および放射線療法による口内炎に伴う疼痛緩和口腔用液材「エピシル 口腔用液」に関して、厚生労働省から7月6日付で、日本国内における医療機器製造販売承認を取得したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。エピシルは、日本国内初のがん化学療法および放射線療法による口内炎に伴う疼痛の管理と緩和のための口腔用液状医療機器。今後、保険収載を経て、国内における独占販売権の導出先であるMeiji Seika ファルマ(東京都中央区)から販売が開始される予定となっている。なお、同件による17年12月期業績への影響はないとしている。

■フマキラー <4998>  1,239円  +140 円 (+12.7%)  本日終値
 フマキラー<4998>やニックス<4243>などヒアリ対策関連が高い。東京都が6日、品川区の大井埠頭で陸揚げされたコンテナから、強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」1匹が確認されたと発表したことを受けて、ヒアリ対策関連として買いが継続しているようだ。日本国内でヒアリが発見されたのは、兵庫県尼崎市や名古屋港、大阪港などに続き5カ所目となる。前述の銘柄のほか、サニックス<4651>やアサンテ<6073>なども買われているが、先月中旬以降の相次ぐヒアリ発見で、インパクトがやや薄れてきたとの印象も強まっている。

■サーラコーポレーション <2734>  765円  +64 円 (+9.1%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 サーラコーポレーション <2734> が続急騰し上場来高値を更新した。同社は6日、決算を発表。17年11月期上期(16年12月-17年5月)の連結経常利益は前年同期比69.1%増の60.8億円に拡大し、従来予想の47億円を上回って着地したことが買い材料視された。昨年7月に経営統合した中部ガスとサーラ住宅の業績上積みが収益を押し上げた。経費削減の進展や、新築マンションの販売が順調に進んだことなども大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の43.5億円→50億円に14.9%上方修正。増益率が42.2%増→63.5%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、今期の年間配当を従来計画の15円→17円(前期は16円)に増額修正したことも支援材料となった。

■リミックスポイント <3825>  1,218円  +95 円 (+8.5%)  本日終値
 リミックスポイント <3825> [東証M]が急反発。6日、東証マザーズ上場後10年を経過した企業による上場市場の選択に基づき、東証2部への市場変更の申請を行うと発表したことが買い材料視された。発表を受けて、知名度の向上や株式流動性の向上による売買活性化に期待する買いが向かった。

■ナガセ <9733>  4,390円  +275 円 (+6.7%)  本日終値
 6日、ナガセ <9733> [JQ]が発行済み株式数の2.96%にあたる30万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月7日から18年7月6日まで。

■サンデンHD <6444>  336円  +21 円 (+6.7%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 サンデンホールディングス<6444>が急伸。同社は7日、量産車向け自動車用エアコンのコンプレッサーを開発し、独ダイムラーに世界で初めて本格的な供給を開始したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。株価は6月16日に年初来安値288円をつけた後は底入れ反転の動きを強めていたが、目先は13週移動平均線を上回り戻り足を本格化させている。

■大幸薬品 <4574>  2,419円  +126 円 (+5.5%)  本日終値
 大幸薬品 <4574> が全般軟調相場に逆行し、大幅反発で年初来高値を更新した。JPモルガン証券が6日付で同社株にかかる大量保有報告書を提出したことが判明しており、需給思惑から買いが入っているようだ。報告書によると、JPモルガン証券株式会社と共同保有者の同社株式保有比率は5.06%となり、新たに5%を超えた。

■ドリコム <3793>  2,400円  +111 円 (+4.9%)  本日終値
 ドリコム<3793>が3日続伸。6日の取引終了後、同社が開発協力を行いフォワードワークス(東京都港区)が配信・提供するスマートフォン向けゴルフゲーム「みんゴル」が、7月4日の配信開始から2日で100万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「みんゴル」は、プレイステーションを代表する作品の1つで、世界シリーズ累計実売本数1400万本を超える国民的ゴルフゲーム「みんなのGOLF」シリーズのスマホ向けゴルフゲーム。100万DL突破を記念して、コインとウエアチケットをプレゼントするとしている。

■平田機工 <6258>  11,170円  +400 円 (+3.7%)  本日終値
 平田機工<6258>が大幅高。株価は日米同時ハイテク株安の流れのなかで6月末から大きく下押したが、1万円トビ台は値ごろ感からの押し目買いや空売りの買い戻しが優勢。同社は生産設備の製造を手掛けるエンジニアリング企業で、有機ELディスプレー製造装置用に真空チャンバーの受託製造も行う。7日付の日本経済新聞が「米アップルが2018年後半以降に発売する3機種のスマートフォンで、画面に有機ELパネルを採用することを検討していることが分かった」と報じており、有機EL関連の有力株に位置する同社株に物色の矛先が向いた。

■ラウンドワン <4680>  1,079円  +36 円 (+3.5%)  本日終値
 ラウンドワン<4680>がしっかり。6日の取引終了後に発表した6月の売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比4.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。引き続き「大人1名につき小学生以下1名無料キャンペーン」の効果でファミリー層を中心に来場者数が増加したボウリングが同8.7%増と好調だったほか、5月1日に料金変更を行った効果と「バランススクーター」などの新アイテム導入によりスポッチャが同13.2%増と大幅に伸長したことが牽引した。

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