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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ドリコム、SUMCO、良品計画

ドリコム <日足> 「株探」多機能チャートより
■ドリコム <3793>  2,119円  +136 円 (+6.9%)  11:30現在
 ドリコム<3793>が大幅反発している。同社が開発を担当し、ソニーグループのスマートフォンゲーム開発会社フォワードワークスが4日に配信を開始したスマホ向けゴルフゲーム「みんゴル」が、この日朝のiPhoneおよびiPad向け無料ゲームランキングでトップとなっており、好調な滑り出しを好感した買いが入っている。「みんゴル」は、プレイステーションを代表する作品の1つで、世界シリーズ累計実売本数1400万本を超える国民的ゴルフゲーム「みんなのGOLF」シリーズのスマホ向けゴルフゲーム。事前登録者数が40万人を超えていたこともあり、出足好調は想定されていたが、いきなりの首位獲得がサプライズとなっているようだ。

■SUMCO <3436>  1,651円  +51 円 (+3.2%)  11:30現在
 SUMCO<3436>が4日ぶり反発。ドイツ証券が4日付で投資判断「バイ」を継続しつつ、目標株価を2600円から2700円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券によると、300ミリメートルウエハーは17年1~6月で、16年のボトム水準から10~15%上昇したと判断。また、需給のタイトさが増していることから、7~9月以降は前四半期比でプラス10%程度となり、18年1~3月にはボトム水準から40%以上上昇すると予想している。同証券では、コンセンサス予想にはこの価格上昇が十分に織り込まれていないとしており、17年12月期営業利益予想は478億円から456億円下方修正するも、18年12月期は同791億円から923億円へ上方修正している。

■良品計画 <7453>  28,550円  +630 円 (+2.3%)  11:30現在
 良品計画<7453>が3日ぶり急反発、ここ株価は調整モードにあったが値動きが一変、25日移動平均線との下方カイ離を急速に埋めてきた。同社は国内で雑貨や食品を中心に売り上げを好調に伸ばす一方、海外ではアジアで出店を加速させ業容を急速に拡大している。月次売上高も6月は前年同月比8.7%増と好調を継続、きょう引け後に17年3~5月決算を発表予定にあり、好決算を先取りする買いを呼び込んでいる。

■東京エレクトロン <8035>  15,025円  +240 円 (+1.6%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>が7日ぶりに反発、前日までの6日間で株価は1500円弱、約9%の下落をみせており、目先値ごろ感からの押し目買いが優勢となった。ここ米国発のハイテク株安が、東京市場にも波及する格好となっていたが、前日は米国株市場が休場だったこともあり、目先空売り筋の買い戻しも誘発したようだ。同様に売り一巡感からアドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>などの半導体製造装置株も上昇している。

■東北新社 <2329>  744円  +10 円 (+1.4%)  11:30現在
 4日、東北新社 <2329> [JQ]が18年3月期の連結最終利益を従来予想の24億円→28.9億円に20.7%上方修正。減益率が23.4%減→7.6%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益7.3億円が発生することが最終利益を押し上げる。

■神戸製鋼所 <5406>  1,203円  +15 円 (+1.3%)  11:30現在
 神戸製鋼所<5406>が10連騰と異彩を放っている。ここグロースからバリュー株への資金シフトの動きが顕在化しており、同社を含め鉄鋼株は軒並みPBRが1倍を大きく下回っていることから、見直し買いの流れに乗っている。同社は、鋼材の値上げ効果が利益採算向上につながっているほか、建機事業の再編も損益改善効果を生んでおり、18年3月期は本業のもうけを示す営業利益が前期比7.7倍と急回復、0.6倍台の低PBRも買い安心感を誘っている。

■ミクシィ <2121>  6,080円  +50 円 (+0.8%)  11:30現在
 ミクシィ<2121>がしっかり。4日の取引終了後、6月22日に提供を開始したスマートフォン向けゲーム「ファイトリーグ」が、6月30日付で世界累計利用者数100万人を突破したと発表しており、これが株価を下支えしているようだ。「ファイトリーグ」は、2人の知恵と勇気をかけた熱きタッグバトルエンターテインメント。友人とタッグを組み、数々の対戦を通じて、パートナーと一緒にアプリの中だけでは完結しない「深い友情やコミュニケーション」でリアルに盛り上がる体験が最大の魅力という。なお、100万人突破を記念して、ゲーム内において「100万人突破記念キャンペーン」を近日中に開催するとしている。

■エービーシー・マート <2670>  6,490円  +50 円 (+0.8%)  11:30現在
 エービーシー・マート<2670>が続伸している。4日の取引終了後に発表した6月度概況で、既存店売上高が前年同月比2.7%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。全国的に天候が安定したことで、スポーツシューズやキッズシューズに加えて、季節商材のサンダルの販売が好調だった。

■トヨタ自動車 <7203>  6,100円  +40 円 (+0.7%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>、SUBARU<7270>など自動車株が上昇。前日の米国株市場が休場で手掛かり材料難のなかで為替が1ドル=113円近辺で円高傾向にあり、やや不利な環境だが、ここ世界的に成長株から割安株への資金シフトが起こっており、PERが市場平均を下回る自動車株は水準訂正狙いの買いが入っている。一部報道で、日本政府とEUが経済連携協定(EPA)交渉を巡り、欧州側が日本車にかける関税を協定発効後7年かけて撤廃する方針が伝わったことなども、ポジティブ材料として働いている。

■ユナイテッドアローズ <7606>  3,515円  +10 円 (+0.3%)  11:30現在
 ユナイテッドアローズ<7606>は小動き。4日の取引終了後に発表した6月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比1.8%増と9カ月連続で前年実績を上回ったが、市場の反応は限定的のようだ。天候要因やオフ率のコントロールなどによって、月末からのセールの出足が鈍めだったものの、メンズではジャケット、パンツなどのオンオフ兼用商品、ウィメンズはブラウスや半袖カット、ロングスカートなどが好調に推移し、既存店売上高はプラスを確保した。

■アダストリア <2685>  2,797円  -127 円 (-4.3%)  11:30現在  東証1部 下落率8位
 アダストリア<2685>が大幅3日続落。4日の取引終了後に発表した6月度の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.7%減と9カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。前月に続きボトムス類や半袖トップスが売り上げの中心となったほか、サンダルやキッズ商品も好調に推移した。ただ、客数が同2.2%減とセール期に入っても伸び悩んだことが足を引っ張った。なお、ブランド別ではスタディオクリップ、ニコアンド、ベイフローなどが牽引役となった。

■ファーストリテイリング <9983>  37,010円  -620 円 (-1.7%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>は冴えない展開。4日の取引終了後に発表した6月の国内ユニクロ売上高速報で、既存店売上高は前年同月比4.1%増と3カ月連続で前年実績を上回ったが、織り込み済みとの見方が強いようだ。5月26日から6月1日と6月2日から8日にかけて「感謝祭」を開催したほか、テレビCMを増やした効果もあり、ワイヤレスブラ、感動パンツなどのキャンペーン商品の販売が好調だった。なお、客単価は3.8%減だったが、客数が8.2%増となりカバーした。

●ストップ高銘柄
 比較.com <2477>  2,387円  +400 円 (+20.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ビーマップ <4316>  734円  +100 円 (+15.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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