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【市況】明日の株式相場見通し=小幅なレンジでこう着状態、25日移動平均線を巡る攻防に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(5日)の東京株式市場は、現地4日が米独立記念日の祝日に当たり株式市場が休場となるため、海外投資家からの売買注文減少が想定される。こうしたエネルギー不足のなかで、日経平均株価は小幅なレンジでのこう着状態となりそうだ。ただ、外国為替市場で、このところの円安・ドル高傾向が一服するようだと、売り優勢となる可能性もある。緩やかに上昇を続けている25日移動平均線を巡る攻防となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、米長期金利の上昇を手掛かりに、外国為替市場で一時1ドル=113円台半ばまで円安・ドル高が進行し、日経平均株価も寄り付き直後に前日比141円高まで買われる場面があった。ところが、北朝鮮による弾道ミサイル発射が伝えられたことで、一気に地政学リスクが高まり、買い意欲に水を差されたかたちとなった」との見方が出ていた。

 4日の東京株式市場は、朝方は買い優勢で始まったものの、その後伸び悩み、後場に入ると北朝鮮の軍事的示威行動を嫌気して日経平均株価はマイナスに転じた。終値は前日比23円45銭安の2万32円35銭と小幅反落した。

 日程面では、3日時点の給油所の石油製品価格、国内最大級の太陽光発電イベント「PV Japan 2017」開幕(7日まで)に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月13~14日開催分)、米5月の製造業受注が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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