市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウ12ドル安、原油価格反発とオバマケア代替法案を好感も買い続かず

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

22日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は12.74ドル安の21397.29、ナスダックは2.73ポイント高の6236.69で取引を終了した。朝方は前日終値を挟んで小動きとなったものの、共和党上院のオバマケア代替法案の詳細が明らかになると、ヘルスケアセクターを中心に上昇。原油価格が反発したことや、ハイテク大手決算も好感されたが、引けにかけて上げ幅を縮小し、ダウ平均は下落に転じた。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で食品・生活必需品小売や保険が下落した。

ソフトウェアのオラクル(ORCL)は売上高及び利益とも予想を上回る好決算を発表して上昇。オバマケア代替法案の進展で、病院運営のHCAヘルスケア(HCA)や医療保険のエトナ(AET)などが買われた。アメリカン航空(AAL)は、カタール航空が同社株10%程度の取得を検討していると報じられ上昇したものの、ダグ・パーカーCEOが意図が不明で歓迎しないことが書簡で示されると上げ幅を縮小した。

上院のオバマケア代替法案に対しては既に4名の共和党上院議員が反対する意向を表明しており、紆余曲折が予想されるが、上院で法案が成立した場合でも再び下院の採決が必要となる。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均