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【市況】明日の株式相場見通し=FOMC控えもみあい商状、循環物色の広がりに底堅さ

TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(14日)の東京株式市場は、現地14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表と、その後のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容を見極めたいとの姿勢が強まり、売り買い拮抗のもみあい商状となりそうだ。ただ、出遅れセクターの好業績銘柄への押し目買い意欲は継続しそうだ。

 市場関係者からは「きょうも値がさハイテク株への売りは目立ったものの、きのうに比べるとやや沈静化したようだ。きょうは、東証1部の業種別指数で33業種中22業種が前日比プラスで引け、東証株価指数(TOPIX)は反発した。資源関連や不動産、建設、海運といった出遅れセクターに物色の矛先が向かった。循環物色の広がりが地合いの底堅さを感じさせる相場となっている」との見方が出ていた。

 13日の東京株式市場は、前日の米株安を受け日経平均株価は売りに押されたものの、値上がり銘柄数が値下がりを大きく上回るなど、個別物色意欲は旺盛だった。日経平均株価終値は、前日比9円83銭安の1万9898円75銭と小幅続落した。

 日程面では、12日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長会見、米5月の小売売上高・消費者物価指数、中国5月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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