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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):トーセ、オルトP、コーセーRE

トーセ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジョイフル本田 <3191>  3,465円  -285 円 (-7.6%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 ジョイフル本田<3191>が大幅続落。8日に発行済み株式数の31.58%に相当する1630万株を上限に自社株にTOBをかけることを発表。TOB価格は1株につき3497円と前日終値に比べ7%近く安い水準に設定されたことから、株価は同価格にサヤ寄せする動きが出たようだ。取得総額は約570億円で取得期間は6月9日~8月31日。

■トーセ <4728>  1,403円  +300 円 (+27.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 ゲームソフト開発のトーセ <4728> が昨日に続きストップ高に買われた。同社はスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> が本日からクローズドβテスト実施を予定しているスマートフォン向けデジタルカードゲーム「ドラゴンクエストライバルズ」の開発を担当しており、これを改めて評価する買いが流入しているようだ。

■オルトプラス <3672>  1,617円  +300 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 オルトプラス<3672>がストップ高。同社とKADOKAWA(東京都千代田区)アスキー・メディアワークスおよびscopes(東京都豊島区)が8日に配信を開始したスマートフォンゲーム「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」(略称:ゆゆゆい)が、早くもAppStoreの無料ゲームランキングで2位となっており、好スタートを切ったことが買い材料視されたようだ。「ゆゆゆい」は、大ヒットアニメ「結城友奈は勇者である」をはじめとする「勇者である」シリーズの世界を包括した、シリーズ初のスマートフォンゲーム。事前登録で40万人を突破したことに加えて、好スタートを切ったことで業績貢献への期待が高まっているようだ。

■スバル興業 <9632>  585円  +83 円 (+16.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 8日、スバル興業 <9632> が決算を発表。18年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益が前年同期比26.0%増の14.7億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の道路関連事業で手持ち工事の増工や追加受注が拡大したことなどが寄与し、10.5%の大幅増収を達成。原価管理の徹底によるコスト削減や業務効率化を進めたことも利益拡大に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の19.4億円→24.8億円に27.8%上方修正。従来の11.9%減益予想から一転して12.7%増益を見込み、一気に23期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■コーセーアールイー <3246>  1,081円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 8日、コーセーアールイー <3246> [東証2]が決算を発表。18年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比5.0倍の11.8億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。ファミリーマンション、資産運用型マンションともに引き渡し件数が大きく増加したことが寄与。第1四半期実績だけで通期計画の8.9億円に対する進捗率が87.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■アセンテック <3565>  6,850円  +950 円 (+16.1%) 一時ストップ高   本日終値
 8日、アセンテック <3565> [東証M]が決算を発表。18年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)が1億0900万円で着地したことが買い材料視された。サイバー攻撃の増加を背景にセキュリティ対策へのニーズが高まるなか、仮想デスクトップ環境での利用に特化したシンクライアント端末や高速ストレージの販売が好調だった。上期計画の6200万円を既に75.8%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■リバーエレテック <6666>  758円  +103 円 (+15.7%) 一時ストップ高   本日終値
 リバーエレテック<6666>が一時200円高の855円に買われ、4日連続のストップ高となった。前日まで買い注文が殺到して取引時間中に値がつかず、3日連続で大引けにストップ高比例配分となる状況にあった。水晶振動子を主力とする電子部品メーカーだが、5日引け後に世界最小サイズの音叉型水晶振動子「TFX―05」を開発したと発表したことを材料視されるかたちで物色人気に火がついた。モバイル端末の高機能化やIoT関連機器の普及を背景に、同社が開発した商品へのニーズは高いとの思惑が投機資金の食指を動かしている。ただ、市場では「マネーゲーム的な要素が強い」(国内ネット証券)とする声もある。同様のケースでは、16年11月下旬から12月初旬にかけて、リチウムイオン電池製造に関する新技術開発を材料にストップ高を連発して、わずか9営業日で株価を7倍化させた安永<7271>の例があるが、同社株はその後大幅な調整を強いられた。

■アールエイジ <3248>  741円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値
 アールエイジ <3248> [東証M] が8日に業績修正を発表。17年10月期上期(16年11月-17年4月)の連結経常利益を従来予想の1.6億円→3.3億円に2.1倍上方修正。従来の5.9%減益予想から一転して95.3%増益見通しとなったことが買い材料視された。不動産開発事業で販売案件の成約件数が想定より伸び、売上が計画を45.9%も上回ったことが利益を押し上げた。第1四半期の同利益は前年同期比31.8%減益だっただけに、業績上方修正はサプライズ感が強く買いが殺到している。なお、通期の経常利益は従来予想の4.4億円(前期は4.2億円)を据え置いた。

●ストップ高銘柄
 ピクセラ <6731>  309円  +80 円 (+34.9%) ストップ高   本日終値
 リミックスポイント <3825>  1,418円  +300 円 (+26.8%) ストップ高   本日終値
 サイバーステップ <3810>  4,310円  +700 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 買取王国 <3181>  733円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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