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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ドリコム、ソフトバンク、東芝

ドリコム <日足> 「株探」多機能チャートより
■ドリコム <3793>  2,250円  +173 円 (+8.3%)  本日終値
 ドリコム<3793>が大幅反発。8日、同社が開発しフォワードワークス(東京都港区)が近日配信を予定しているスマートフォン向けゴルフゲーム「みんゴル」の事前登録者数が15万人を突破したと発表しており、人気化期待から買いが入ったようだ。「みんゴル」は、プレイステーションを代表する作品の一つ「みんなのGOLF」シリーズのスマートフォン向けゲームアプリケーション。同シリーズは、世界シリーズ累計実売本数が1400万本を超え、国内では国民的ゴルフゲームとして知られており、2日に事前登録を開始すると3日間で登録者数が10万人を突破していた。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,476円  +655 円 (+7.4%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が急動意、年初来高値を更新した。同社は9日、米アルファベット傘下企業でロボティクス分野のパイオニアである「ボストン ダイナミクス」の買収で合意したことを発表した。今回の買収はソフトバンクが志向するパラダイムシフトに関わるテクノロジー投資の一環として、スマートロボティクス分野の深耕に注力する構えを明示したもので、これを材料視する買いを呼び込んでいる。

■ソフバンテク <4726>  2,250円  +131 円 (+6.2%)  本日終値
 ソフトバンク・テクノロジー<4726>が大幅反発し、年初来高値を更新。8日の取引終了後、農業資材の比較が簡単に行えるマッチングサービス「AGMIRU(アグミル)」を今年初夏に開始すると発表しており、新サービスの業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。AGMIRUは「農林水産省まるみえアグリ」プロジェクトの一環として誕生した、農業者と資材の販売者が双方向でコミュニケーションを図り、取り引きのマッチングを支援するサービス。なお、提供開始に先立ち、現在、農業者および販売業者の利用者登録(アカウント作成)を受け付けており、利用者は、アカウント登録を行うことで、無料でAGMIRUを利用できるとしている。

■三井ハイテック <6966>  1,822円  +96 円 (+5.6%)  本日終値
 三井ハイテック<6966>が連日の新値追い。同社は6日取引時間終了後に18年1月期第1四半期の決算を発表。営業利益は5憶600万円で、前年同期比43.4%増益となった。これに伴い通期営業利益予想を23憶円から26憶円(前期比42.8%増)に上方修正している。車載やスマホ向けリードフレーム、車載や家電用モーターコアの受注が好調に推移している。また、発行済み株式数の1.29%に当たる50万株を上限とする自社株買いの実施発表も引き続き買い支援材料となっているようだ。

■東芝 <6502>  300.8円  +15.2 円 (+5.3%)  本日終値
 東芝<6502>が4連騰。同社は今月28日に株主総会を予定しており、同総会までに半導体事業の売却先を決定するとの見方が浮上。売却に向けた交渉は大詰めを迎えているとみられ、市場には思惑が膨らんでいる。この日は、産業革新機構などを軸とする日米連合に参加する見込みだった、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・アンド・ロバーツ(KKR)に代わりプライベート・エクイティ・ファンドのベイン・キャピタルが参加する、との報道も流れた。

■古河電気工業 <5801>  5,520円  +230 円 (+4.4%)  本日終値
 古河電気工業<5801>が3日続伸し、連日の年初来高値更新となった。SMBC日興証券が8日付で投資評価を「2」から「1」とし、目標株価を3500円から6100円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、同社は市場が拡大する米国に光ファイバーの製造拠点を有しているうえ、ネットワークの高速化に不可欠な光源レーザーで世界トップシェアを有していることを評価。また、小林敬一新社長の指揮の下、低採算事業からの撤退や高採算製品へのシフトを進めているが、構造改革の成果が業績で確認され始め、収益構造の変化が進みそうだとしている。さらに、これに伴い18年3月期営業利益予想を346億円から410億円へ、19年3月期予想を同373億円から446億円へ上方修正している。

■オプトホールディング <2389>  1,525円  +55 円 (+3.7%)  本日終値
 オプトホールディング<2389>が急反発し、年初来高値を更新した。8日の取引終了後、連結子会社ソウルドアウト<6553>が7月12日付で東証マザーズ市場に新規上場することで、東京証券取引所に承認されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。オプトHDはソウルドアウト株591万4080株(発行済み株数の66.6%)を所有。上場に伴う売り出しは行わないものの、上場に伴う公募により、上場後の同社の所有割合は63.7%に低下する見通しだという。また、同件による17年12月期業績への影響は軽微としている。

■アエリア <3758>  6,130円  +200 円 (+3.4%) 一時ストップ高   本日終値
 アエリア<3758>が5連騰。同社は8日取引終了後、ソーシャルゲームの開発やVR事業を手掛けるグッドビジョン(東京都中央区)を株式交換で子会社化することを発表した。これに伴いVR事業へ積極的に踏み込み、ビジネス領域を拡大していく構えで、業容拡大に対する期待が投機資金の流入を加速させている。

■神戸物産 <3038>  4,635円  +150 円 (+3.3%)  本日終値
 8日、神戸物産 <3038> が17年10月期の連結経常利益を従来予想の116億円→144億円に24.1%上方修正。増益率が32.9%増→65.0%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力の「業務スーパー」で利益率の高いPB商品の販売が伸び、採算が改善することが寄与。円安によるデリバティブ評価益の発生なども上振れに貢献する。

■エイチーム <3662>  3,135円  +100 円 (+3.3%)  本日終値
 エイチーム<3662>が高い。この日、覚醒少女バトルRPG「放課後ガールズトライブ」(略称「ガルトラ」)において、今後予定している大型アップデートの第1弾「魔女の讃美歌」の詳細を発表しており、大型アップデートによるユーザー層の拡大を期待した買いが入ったようだ。大型アップデート第1弾「魔女の讃美歌」では、新コンテンツとして超高難易度を誇る「超絶ミッション」や、全100フロアの地下ダンジョンに挑む「混沌のエデン」、バトル中に覚醒者の魂を呼び出すキズナドライブの新機能が追加。また、神崎咲夜(CV:早見沙織)が歌うキャラクターソング「Blue Rain」を使用した最新PVもあわせて公開している。

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