【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(6月1日記）

　日経平均株価は、最近の上値の重い動きで、積極的な買い人気があらわれにくい状態へ入っていると判断できます。

　弱さを示したばかりであることから、18日の安値1万9449円以下へ下げる状況であれば、本日は下げ幅の大きな動きとなって、1万9449円へ接近するか、ここを割れると考えられます。

　一方で、本日の価格が上昇するなら、1万9449円以下へ積極的に下げる場面ではないことを示す、1万9449円前後での下値堅さを示すため、現在の上値重い動きは上昇へのきっかけ待ちである可能性を残します。

　本日は、寄り付き後、上下どちらかへ動いた方へ大きく振れる可能性があるので、寄り付き後の動きに注目したい場面です。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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