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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ドリコム、日本CMK、ベクター

ドリコム <日足> 「株探」多機能チャートより
■ドリコム <3793>  2,082円  +113 円 (+5.7%)  11:30現在
 ドリコム<3793>が急伸し連日の年初来高値更新となっている。25日の取引終了後、バンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)と合弁で設立する新会社BXD(ビーエックスディー)が、スマートフォン対応ブラウザゲーム「ドラゴンボールZ新作」「ファミスタ新作」「アイドルマスター新作」の3タイトルを18年春にサービス開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。新会社は、HTML5を中核とする技術を活用したオンラインゲームの配信とプラットフォームの運用を行うために、8月に設立する予定。上記の新タイトルのほか、バンダイナムコグループの商品やサービスとの連動も予定しており、ゲームだけでなくグッズやロケーションなどと合わせた幅広い楽しみ方を提供するとしている。

■日本CMK <6958>  896円  +36 円 (+4.2%)  11:30現在
 日本シイエムケイ <6958> が5連騰し、連日で年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を810円→940円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、車載向けプリント配線板事業の拡大が業績成長を牽引すると再強調。車載向けプリント配線板は強い受注動向が続いており、ADAS系などの拡大が顕著となっている。同社はタイに続き中国・無錫でも増産を計画、新潟では生産性改善で収益性向上を狙う。同証券では、トップライン成長に伴う業績拡大が顕在化することが株価上昇につながると指摘している。

■C&Fロジ <9099>  1,483円  +33 円 (+2.3%)  11:30現在
 25日、C&Fロジホールディングス <9099> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.86%にあたる22万株(金額で3億1900万円)を上限に、26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は25日終値の1450円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ヤクルト本社 <2267>  7,760円  +100 円 (+1.3%)  11:30現在
 ヤクルト本社<2267>は5日続伸。SMBC日興証券が25日付で投資評価「2」を継続し、目標株価を4930円から5880円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では18年3月期の営業利益予想を6%、19年3月期を1%減額した半面、20年3月期は1%増額した。中国事業の販売数量が増加する前提に変更はないとしながらも、販売促進に伴う経費増の可能性を考慮し、中国を含むアジア・オセアニアの営業利益予想を減額したことが減額の要因。半面、同社が新たに公表した21年3月期までの中期計画で、国内事業の収益性を高めていく方針が明言されたこと踏まえ、国内事業の営業利益予想を増額しており、国内事業の増額の効果が中長期的な業績予想の増額に結びついたとしている。

■東芝機械 <6104>  494円  +5 円 (+1.0%)  11:30現在
 25日、東芝機械 <6104> が発行済み株式数の10.2%にあたる1700万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は6月12日。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,029円  -22.5 円 (-2.1%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>など資源関連株に売り先行。25日に行われたOPEC総会で協調減産を9カ月延長することを決定したが、事前に織り込みが進んでいたこともあって、WTI原油先物価格は利益確定を急ぐ売りに思わぬ急落となった。前日比2ドル46セント安の1バレル=48ドル90セントで25日の取引を終えており、米国株市場では原油安を背景にシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が売られ、全体相場の足を引っ張った。この流れが東京市場にも波及している。

■サイバーリンクス <3683>  1,422円  +300 円 (+26.7%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 サイバーリンクス<3683>がストップ高。同社は25日、NTTドコモ<9437>と画像認識AI(人工知能)を活用した「画像認識ソリューション」で協業すると発表、これが材料視されているようだ。「画像認識ソリューション」は、ドコモのAI技術を活用した画像認識エンジンと、サイバーリンクスの商品画像データベースを組み合せ、スマートフォンなどで売り場(商品陳列棚)を撮影するだけで、写り込んだ複数の商品を検出し、それぞれの商品が何に該当するかを認識し、特定できる技術。流通業界向けに、17年度内の実用化を目指すとしている。

■東邦アセチレン <4093>  1,442円  +292 円 (+25.4%) 一時ストップ高   11:30現在
 25日、東証が東邦アセチレン <4093> [東証2]を6月1日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■メディカルネット <3645>  639円  +100 円 (+18.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 メディカルネット <3645> [東証M]がストップ高買い気配。25日、同社が世界最大規模の歯科メディアである独・デンタルトリビューンインターナショナル(DTI社)と業務提携すると発表したことが買い材料視された。DTIグループは歯科業界向けの複数のメディアで構成され、印刷物とデジタル・教育媒体を中心に、90ヵ国、65万人以上の歯科医師を顧客に持つ。今回の提携を通じ、同社はDTI社の日本総代理店として10月1日をめどにデンタルトリビューンジャパンを運営開始する。これにより、同社は自社が運営する歯科医療従事者向けプラットフォーム「Dentwave.com」とのコンテンツ強化・会員連携を図り、事業拡大につなげる。

■ベクター <2656>  531円  +80 円 (+17.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ベクター<2656>がストップ高買い気配。同社は25日、中国のInitialWorldとGAMEMOONが共同開発したスマートフォンゲーム「小小軍姫」の国内独占ライセンスを獲得したことを発表、これを材料視する買いが流入した。同作は17年5月末に韓国で正式サービス開始予定のスマートフォン向けアプリで日本では年内にサービス開始する予定。

■フィスコ <3807>  352円  +40 円 (+12.8%)  11:30現在
 25日、フィスコ <3807> [JQG] が業績修正を発表。17年12月期の連結最終損益を従来予想の4.1億円の黒字→5.4億円の黒字(前期は11.9億円の赤字)に32.4%上方修正したことが買い材料視された。子会社ネクスグループ <6634> [JQ]が同社持分法適用関連会社であるカイカ <2315> [JQ]株式を売却。これに伴い、3.2億円の特別利益が発生することが利益上振れの要因となる。なお、同じく業績上方修正したネクスグループ株も反発してスタートしている。

■エムアップ <3661>  2,343円  +233 円 (+11.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 エムアップ<3661>が続急伸、増担保や貸し株規制が入っているにもかかわらず、強烈な上昇波を継続している。同社は携帯コンテンツ配信を手掛け、芸能人のファンサイト運営などに強みを持っている。18年3月期は営業利益段階で2ケタ増益を見込む。今回の急騰劇について、市場では「値動きに乗じた個人投資家の短期資金が株高を後押ししているが、それ以前から継続的なファンド系資金の攻勢が観測された」(国内中堅証券)という指摘も出ていた。株価はここにきてストップ高を交え一気に水準を切り上げているが、既に4月26日から5月18日にかけて14日続伸という記録的な連騰をみせていた。国内トップクラスの規模を誇る資産運用会社アセットマネジメントOneが同社株を買い増す動きをみせている。4月7日付の大量保有報告で6%超の株式を保有する大株主に浮上、直近では5月22日付で7%超まで買い増したことが判明している。「アセットマネジメントOneは、AI関連として注目されたブレインパッド<3655>の年初からの急騰相場を演じる以前に今回のエムアップ同様に大株主に浮上した後、買い増す動きをみせていた。今回、その連想も働くところ」(市場関係者)という。ブレインパッドはアセットOneが昨年10月21日付で5%超の株主として浮上、同年12月22日付で7%弱まで保有株を増やしており、エムアップのケースと類似している。ただし、その後ブレインパッドは今年1月末に下方修正を発表して急な調整局面に見舞われ、アセットOneは2月22日付でブレインパッド株の保有を2%台まで減らしていた。

■日本システム技術 <4323>  1,192円  +102 円 (+9.4%)  11:30現在
 日本システム技術<4323>が急伸。25日の取引終了後、東京大学大学院医学系研究科医療経済政策学・田倉智之特任教授の研究グループと医療ビッグデータを活用した共同研究を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社では、医療費の明細書である「診療報酬明細書」と「調剤報酬明細書」(以下、あわせて「レセプト」)を高速かつ自動的に点検・分析するシステム「JMICS」を開発。さらにJMICSを核として、健診データなど外部データの取り込みや各種分析・通知サービスなどのソリューションを拡充し、医療保険分野におけるビッグデータ事業を推進しているが、今回の共同研究では、JMICSに蓄積された100万人にのぼるレセプトデータを活用し、医療費適正化と国民の健康福祉の向上のため、医療費増加要因の解明に向けた研究を行うというもの。第1段階として、透析導入に伴う公的助成制度による経済負担の軽減や生活指導などの介入が受療行動や診療構造にどのような影響を与えるのか、行動経済学の観点から解析を行う研究を実施するとしている。

●ストップ高銘柄
 ソルクシーズ <4284>  863円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在
 リミックスポイント <3825>  543円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 フード・プラネット <7853>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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