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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~通常の週末モードで中小型株物色に

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:通常の週末モードで中小型株物色に
■外資系証券の注文動向:差し引き50万株の買い越し
■前場の注目材料:ローソン、移動販売拡大、来年2月、3割増200店舗に


■通常の週末モードで中小型株物色に

26日の日本株市場は、底堅い展開が続こう。25日の米国市場は、前日のFOMC議事録で急激な金融引き締めに対する警戒感が後退したほか、ベストバイなど主要小売企業の決算が評価された。S&P500、ナスダック総合指数が最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の19810円だった。

また、OPEC総会では減産延長で合意した。こちらは織り込み済みであり、原油相場は材料出尽くしから、大幅に下落している。ただ、これについても想定内であり、原油安を嫌気した流れは限られそうである。円相場は1ドル111円80銭近辺での横ばい推移に。

日経平均はリバウンド基調が継続しており、2万円回復には支援材料が必要だが、下値の堅さが意識されそうである。一方で、米国ではこれといって警戒感が強まっているようにはみえないが、トランプ政権の政治混乱リスクへの警戒はあると考えられるため、利益確定の流れには注視しておきたいところだろう。

物色は週末要因もあって方向感の掴みづらい相場展開のなか、中小型株物色に向かわせよう。ただし、急ピッチの上昇に対する過熱感も警戒されやすく、資金回転が早まる可能性がある。また、米小売企業の決算評価のなか、波及がみられるかが注目される。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き50万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り770万株、買い820万株、差し引き50万株の買い越しとの観測。

05月19日(金):540万株の買い越し
05月22日(月):200万株の買い越し
05月23日(火):230万株の買い越し
05月24日(水):550万株の買い越し
05月25日(木):490万株の買い越し


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(21082.95、+70.53)、小売決算評価
・米国の急激な金融引き締めに対する警戒感後退
・ドル円(111円70-75銭)
・シカゴ日経225先物(19810、+10)
・OPEC総会、9カ月減産延長合意

・伊藤忠<8001>、ヤナセを子会社化へ
・NTTドコモ<9437>、五輪5G配信、吉沢社長が意欲
・バンナムHD<7832>とドリコム<3793>、ブラウザーゲームの新会社設立
・みずほ<8411>新会社、電子マネー開発へ
・東芝<6502>、半導体売却で銀行団と会合
・三菱ケミカルHD<4188>、炭素繊維、コスト半減
・ローソン<2651>、移動販売拡大、来年2月、3割増200店舗に
・ダイキン<6367>、米で新工場本格稼働、500億円投資、既存の4拠点集約


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:00  伸銅品出荷統計(4月)
・11:00  米セントルイス連銀総裁が来日・講演

<海外>
・特になし

《HT》

 提供:フィスコ

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