市場ニュース

戻る
 

【市況】6月利上げ確度を見極め米国株見通し:米政権の政治混乱リスク警戒が重しに

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2398.25(+0.25) (19:15現在)
ナスダック100先物 5716.75(+5.25) (19:15現在)

19:15時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは10ドル高程度で推移。欧州市場は小幅だが高安まちまち。原油先物相場は小幅に上昇して推移。23日の米国市場は上昇。予想を下回る経済指標の発表があったものの、米金利上昇を背景にゴールドマン・サックスなど金融セクターが買われた。

本日はFOMC議事録が公表されるため、6月利上げの可能性についてFOMCメンバーがどのような議論を行ったのかに注目したいところ。6月利上げ確率が依然として高い状況であれば、市場はポジティブに反応する可能性がある。NYダウは直近のリバウンドで25日線を回復しており、改めて21000ドルを試す可能性が期待されてくる。

一方で、翌25日の石油輸出国機構(OPEC)総会等の結果を見極めたいところでもある。原油相場は期待先行となるなか、OPEC前の利益確定の動きも意識されそうだ。その他、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスが中国の信用格付けを約30年ぶりに引き下げた影響は見極めたい。また、CIA前長官は、下院情報特別委員会でロシア政府が大統領選に干渉した疑惑をめぐる調査に関する公聴会で証言し、トランプ陣営がロシア政府関係者と接触していた「十分な根拠」があると認めた。FBIのコミー前長官は、30日以降に上院情報委員会の公聴会で証言する予定でもあり、トランプ政権の政治混乱リスクへの警戒は重しになる。

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均