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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):メイコー、gumi、シャープ

メイコー <日足> 「株探」多機能チャートより
■メイコー <6787>  1,142円  +83 円 (+7.8%)  本日終値
 プリント配線板製造を手掛けるメイコー<6787>は、後場一段高で新値追い。同社はきょう、17年3月期決算説明資料を公表。この中で、今期の設備投資計画を約69億円(前期比2.2倍)としており、将来的な業績への寄与が期待されたようだ。同社は、現在取り組んでいるベトナム工場を中心とした車載向け案件は今後も拡大するとみているほか、スマートフォン用基板についてもASEANや中東、アフリカなど新興国のフィーチャーフォンがスマートフォンへ切り替わる需要が立ち上がり引き続き好調さを維持すると予想している。

■ニュートンF <7169>  1,598円  +87 円 (+5.8%)  本日終値
 18日、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング <7169> [JQ] が決算を発表。国際会計基準に移行する18年3月期は30億円を見込み、年間配当は前期比2円増の70円に増配する方針としたことが買い材料視された。最終利益は過去最高の21.9億円(16年3月期)を36.5%上回る水準。また、前日終値ベースの配当利回りは4.63%に上昇したことが好感されたもよう。なお、同時に発表した17年3月期の連結最終利益は前の期比6.1%減の20.6億円だった。

■MS&AD <8725>  3,712円  +180 円 (+5.1%)  本日終値
 19日に発表した「MS&AD、自社株の消却を発表」が買い材料視された。 ⇒⇒MS&ADの会社開示情報を見る

■gumi <3903>  1,293円  +61 円 (+5.0%)  本日終値
 gumi<3903>が大幅反発。18日取引終了後、北米および欧州で提供中の本格シミュレーションRPG「Phantom of the Kill」が18日にサービス開始1周年を迎えたことから、これを記念した1周年記念キャンペーンを開催すると発表しており、ゲームの活性化につながるとの期待感から買いが入ったようだ。同タイトルは、同社とフジゲームス(東京都江東区)が共同出資しているFuji&gumi Games(東京都新宿区)が制作した“戦略性×ドラマ”をコンセプトにした、シミュレーションRPG。1周年記念キャンペーンでは、特設イベントクエストを攻略して☆6進化可能なユニットを入手できるという。なお、日本国内で配信中の「ファントム オブ キル」は1周年キャンペーンの対象にはなっていない。

■FFRI <3692>  5,080円  +225 円 (+4.6%)  本日終値
 FFRI<3692>、ラック<3857>、ソースネクスト<4344>などサイバーセキュリティー関連製品やサービスを手掛ける銘柄群に買い人気が集まった。IoT(モノのインターネット)時代の到来に伴い、サイバー攻撃による影響も懸念視された。パソコンだけでなく、一般家庭の電化製品やオフィス機器などもオンライン化されることで、ウイルス感染による被害も鼠算的に拡大していく危険性が指摘され、その対応が喫緊の課題となっている。また、国際間レベルでも近年は政府機関へのサイバー攻撃が際立つようになっており、この対策も急務だ。直近ではトランプ米大統領の「ロシアゲート疑惑」でもクローズアップされた。データを暗号化して身代金を要求する「ランサムウエア」による被害報告が急増するなか、コンピューターの脆弱性を狙った新種の大規模なサイバー攻撃が観測されている状況で、セキュリティー関連銘柄の収益機会が拡大するとの思惑が高まっている。

■第一生命HD <8750>  1,822.5円  +55.5 円 (+3.1%)  本日終値
 第一生命ホールディングス<8750>は9日ぶりに反発。今期の下落トレンド入り前の8日終値2001.5円から18日終値の1767.0円まで約12%の下落幅となり、売り飽き気分の台頭から自律反発期待で押し目買い優勢の動きとなったようだ。とくに、17日、18日は米トランプ政権による対ロシアを巡る司法妨害疑惑が浮上するなど、政治的混乱が経済政策に与える悪影響が懸念され、米長期金利が低下したことで日本の金融機関の運用環境の悪化につながるとの見方から下げが加速していた。

■シャープ <6753>  405円  +10 円 (+2.5%)  本日終値
 シャープ<6753>が5日ぶりに反発。18日の取引終了後、ソフトバンクグループ<9984>などが設立する投資ファンドに参画すると発表しており、これを好感した買いが入った。投資するファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は、ソフトバンクグループやサウジ政府系の公共投資ファンドが出資するファンドで、IoT(モノのインターネット)をはじめとする最先端テクノロジーに対して出資を行う予定。シャープは投資期間5年間で、最大10億ドルを拠出するとしており、IoT市場の知見取り入れを狙うほか、シャープ自体の収益力向上も期待している。

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