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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ホットリンク、アトラエ、内外テック

内外テック <日足> 「株探」多機能チャートより
■ホットリンク <3680>  523円  +22 円 (+4.4%)  本日終値
 ホットリンク<3680>が後場に入って切り返した。同社はきょう、米子会社のEffyisが、ソーシャルニュースウェブサイトを運営する米レディットと業務提携契約を結んだと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。米レディットが運営している「reddit」は、現在月間2億7000万人を超える世界中のユーザーが利用しているソーシャルニュースウェブサイト。Effyisは従来から世界中のビッグデータの流通事業を行っており、今回の提携でグループのビッグデータ取扱量について優位性を高めることができるとしている。

■アトラエ <6194>  4,695円  +195 円 (+4.3%)  本日終値
 アトラエ<6194>が続伸。17日の取引終了後、企業の組織課題を独自のサーベイを用いて定量化および特定し、働き方改革を促進する新サービス「wevox(ウィボックス)」をリリースしたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。wevoxは、従業員データを登録後、定期的なサーベイにwebを通じて回答するだけで組織課題の特定・改善・効果測定を可能にするというもの。これにより、従業員のエンゲージメントにおけるマイナス要因を特定し、改善することを可能とすることで、社員のパフォーマンス向上や離職率の低下が期待でき、企業の働き方改革を促進するとしている。

■内外テック <3374>  3,390円  +130 円 (+4.0%)  本日終値
 半導体製造装置部品商社の内外テック <3374> [JQ]が全般下げ相場に逆行し、大幅高で上場来高値を連日更新した。スマートフォンやデータセンター向けなど旺盛な半導体需要を背景に業績拡大を期待する買いが続いている。株価は1051円だった昨年末から約3.2倍の3300円台に跳ね上がっている。直近では12日大引け後に発表した決算が材料視されている。17年3月期の連結経常利益は前の期比45.4%増の8.4億円に拡大し、18年3月期も前期比1.3%増の8.6億円に伸びる見通しとなった。今期も半導体メーカーによる活発な設備投資が継続し、半導体・FPD製造装置メーカーからの受注が伸びる見通しだ。今期経常利益の伸び率は1.3%の見込みだが、同社は期初計画を控えめにすることが多い。同社は前期まで4期連続で期初計画を大きく上回って着地しており、今期も業績上振れの確度は高いとみられる。また、今期の年間配当は前期比5円増の25円に増配する方針としており、株主還元の拡充も好感されているようだ。

■DMP <3652>  2,515円  +77 円 (+3.2%)  本日終値
 ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>は大幅高。この日、次世代グラフィックスプロセッサ「RS1」のサンプル品出荷を開始したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。RS1は、高度な3Dグラフィックス機能と、高速ビデオ機能を統合したグラフィックスプロセッサで、バンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)との業務提携のもとで開発した製品。エンターテインメント製品向けに、現行の他社製品をはるかに凌ぐビデオ性能と、高度で高性能な3D描画機能を備えているのが特徴という。なお、17年度中に量産を開始する予定としている。

■アドウェイズ <2489>  507円  +15 円 (+3.1%)  本日終値
 アドウェイズ<2489>が大幅高。この日、米グーグル社(カリフォルニア州)のアプリ効果測定分野において「App Attribution Partner」に認定されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「App Attribution Partner」は、グーグル社が認定するプログラム。今回、アドウェイズが提供しているスマートフォンアプリを対象とした効果測定システム「PartyTrack」が認定されたことで、今後のビジネスチャンス拡大が期待されているようだ。

■アイエックス・ナレッジ <9753>  345円  +9 円 (+2.7%)  本日終値
 17日、アイエックス・ナレッジ <9753> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の2.89%にあたる30万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月18日から12月22日まで。

■セグエグループ <3968>  4,760円  +120 円 (+2.6%)  本日終値
 セグエグループ<3968>、ソースネクスト、インテリジェント ウェイブ<4847>、テリロジー<3356>など全般急落相場のなかでサイバーセキュリティー関連株が買いを集めた。米国では、トランプ大統領の陣営がロシアによるサイバー攻撃などに関与したのではないかとする「ロシアゲート疑惑」が政局を混乱させる要因として、株式市場にも大きな影響を与えている。サイバー攻撃問題は国際的にも対応が急務となっており、日本でもサイバーセキュリティーを手掛ける銘柄群に物色の矛先が向いている。現在は、データを暗号化して身代金を要求する「ランサムウエア」による被害報告は小康状態を保っているようにみえるが、コンピューターの脆弱性を狙った新種の大規模なサイバー攻撃が新たに観測されており、テーマ性が改めて強まる気配にある。

■フォーサイド <2330>  236円  +5 円 (+2.2%)  本日終値
 17日、フォーサイド <2330> [JQ]が17年12月期の連結経常利益を従来予想の1億0400万円→1億7300万円に66.3%上方修正。増益率が2.5倍→4.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。同日付で賃貸家賃保証事業を主力とする日本賃貸住宅保証機構の議決権比率40.0%の株式を取得し子会社化すると発表。日本賃貸住宅保証機構の業績上積みが収益押し上げ要因となる。

■ベイカレント <6532>  1,651円  +31 円 (+1.9%)  本日終値
 17日、ベイカレント・コンサルティング <6532> [東証M]が発行済み株式数(自社株を除く)の2.59%にあたる40万株(金額で8億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6月1日から8月31日まで。

●ストップ高銘柄
 ASJ <2351>  532円  +80 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 エディア <3935>  3,380円  +500 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 山王 <3441>  1,018円  +150 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 澤藤電機 <6901>  573円  +80 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 夢展望 <3185>  1,090円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 フード・プラネット <7853>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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