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【材料】<動意株・18日>(前引け)=ASJ、ソケッツ、物語コーポなど

ASJ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ASJ<2351>=ストップ高。同社は午後1時30分ごろ、「ランダムネットワークコーディング」に関する新技術の論文がIEEE(国際電子技術者学会)に承認されたと発表しており、これを好感した買いが入った。同論文は、同社グループの米現地法人ASUSA CorporationのCEOで工学博士の西田博史氏とオレゴン州立大学で共同研究していたもの。クラウドサービスを構築するために利用される主流のストレージサーバと比較して大幅な高速化を実現可能とし、ハードウエア容量を最大3分の1にする画期的な技術としている。

 ソケッツ<3634>=後場急伸。同社は午後1時ごろ、HJホールディングス(東京都港区)が国内向けに提供する映像配信サービス「Hulu(フールー)」に、同社メディアサービス・データベース(MSDB)が保有する映像データベースの提供を開始したと発表したことが好感されている。MSDBは、ソケッツが開発した音楽、映像、書籍、放送、人物、施設、一般商品情報などを体系的かつ特徴情報を詳細に分類したデータベース。人の感性や感情を捕捉した「感性メタデータ」をキーとしたプロファイリングやアナリティクス、パーソナライズ、レコメンド、マーケティングサービスを実現しているのが特徴で、これによりユーザーの映像視聴体験の充実を図るとしている。

 物語コーポレーション<3097>=後場一段高。同社が16日の取引終了後に発表した4月度の月次売上高(速報値)で、既存店売上高が2.0%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。3月6日から放映した「焼肉きんぐ」新テレビCMの効果もあって、客数が同2.0%増と伸長したことが寄与した。なお、全店ベースでは同15.3%増と7カ月連続で2ケタ増となっている。

 ビジョン<9416>=急伸し、上場来高値を更新。同社は16日の取引終了後、6月30日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。会社側によると、投資単位当たりの金額を引き下げ、株数の増加により株式の流動性を高めることでより投資しやすい環境を整えるとともに、投資家層の拡大を図るのが目的という。なお、効力発生日は7月1日の予定。

 あい ホールディングス<3076>=大幅反発。同社はマンション向け監視カメラなどセキュリティー機器事業で業界首位、業績も17年6月期は営業利益段階で前期比12%増の91億円を見込むなど2ケタ成長が続く見通し。ROEが17.6%と高水準で機関投資家の組み入れ対象としても注目度が高く、今年2月以降継続的な実需買いが観測されている。前日は目先筋の売りに急な調整を入れたが、きょうはすかさず買い直され前日の下げ幅以上の戻りをみせている。東海東京調査センターでは16日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続でフォローしている。なお、17年6月期の営業利益については会社側計画を上回る92億円を予想。

 イオンファンタジー<4343>=大幅高。同社が16日の取引終了後に発表した4月度の営業概況で、国内事業の既存店売上高は前年同月比7.5%増となり、5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。商品売り上げが同2.7%増と昨年9月以降の好調を継続しているほか、遊戯機械売り上げが7.8%増、遊戯施設売り上げが同7.0%増と好調に推移した。なお、曜日調整後の既存店売上高は同7.8%増となり、14カ月連続で前年実績を上回っている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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