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【材料】丸運---17年3月期は前期に不採算な合弁事業から撤退した影響などで減収、18年3月期は増収増益見込む

丸運 <日足> 「株探」多機能チャートより

丸運<9067>が12日に発表した2017年3月期決算は、営業収益で前期比1.7%減の471.17億円、営業利益で同9.2%減の8.80億円、経常利益で同7.2%減の9.78億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同42.0%減の5.72億円となった。

2015年11月に流通貨物における不採算であった合弁事業から撤退したことに加えて、石油輸送における国内石油製品需要の減少等の影響で、営業収益は減収となった。その結果、利益面でも前期を下回る格好となった。ただ、潤滑油・化成品は国内需要が底堅く堅調に推移。また、国際貨物は営業収益で前期比11.1%増と堅調だった。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に合弁解消に伴う関係会社株式売却益を計上したことによる反動減となった。

2018年3月期の業績予想は、営業収益で前期比1.9%増の480.00億円、営業利益で同17.9%増の10.38億円、経常利益で同12.4%増の11.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同24.9%増の7.15億円と増収増益を見込んでおり、巻き返しを図る考えだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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