【材料】アドバネクス---2017年3月期決算、日本は苦戦も海外は引き続き好調

アドバネクス<5998>は11日、2017年3月期連結決算を発表。売上高が前期比6.4％減の178.58億円、営業利益が同63.0％減の2.47億円、経常利益が同48.4％減の3.46億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同88.6％減の0.67億円だった。

日本の自動車向けは好調に推移したが、OA機器向けが減少し、埼玉工場の立上げによる固定費が増加した。米州は円高の影響を受け、メキシコ第二工場およびアメリカ第二工場の立上げによる固定費が増加した。欧州は円高の影響のほか、医療向けが減少した。アジアは円高の影響、タイの収益が大幅に拡大、中国の収益性改善の取組みが奏功した。

2018年3月期通期については、売上高が前期比12.0％増の200.00億円、営業利益が同61.8％増の4.00億円、経常利益が同9.7％増の3.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同257.1％増の2.40億円を見込んでいる。

《TN》

　提供：フィスコ