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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:sMedioが急伸、アエリアは続落

ソネットMN <日足> 「株探」多機能チャートより

SMN<6185>:2397円(+393円)
大幅に3日続伸し年初来高値更新。17年3月期決算を発表している。営業利益は3.24億円(前期単体は2.94億円)となり、従来予想(3.00億円)を上回って着地した。また、18年3月期の通期業績については、営業利益で前期比23.1%増の4.00億円との見通しを示している。業績の伸びに加え、決算説明資料で新規事業を近日発表することを示唆していることも材料視されているようだ。

アエリア<3758>:4550円(-560円)
大幅に4日続落。17年1-3月期(第1四半期)決算とともに、17年12月期業績予想の上方修正を発表している。第1四半期の営業損益は4.36億円の黒字(前年同期は0.34億円の赤字)で着地した。また、通期営業利益見通しは6.00億円から17.00億円(前期は16.05億円の赤字)へと引き上げた。ただ、スマートフォン向けゲーム「A3!(エースリー)」の好調を受けて既に大きく買われていたため、目先は材料出尽くし感が先行しているようだ。

sMedio<3913>:1748円(+137円)
急伸。同社及び子会社のブイログがコンピュータによる深層学習(ディープラーニング)、人工知能(ニューラルネットワーク)技術を用いた表情認識エンジン「VLOG Emotion Recognition」を開発し、大手ICT企業との製品化に向けた実証実験を開始したと発表している。ロボットなどで相手の感情を読み取りながらコミニュケーションするソリューションや、店舗システムで顧客の反応を検知するソリューションなどに応用できるという。

MKシステム<3910>:1863円(+105円)
急反発。17年3月期決算を発表している。営業利益は4.14億円(前期単体は3.19億円)となり、従来予想(3.78億円)を上回って着地した。期末配当も従来予想の1株当たり17.00円から19.00円に増額している。18年3月期の通期業績については、営業利益で前期比10.4%増の4.57億円との見通しを示している。また、期末配当は同2.00円増の21.00円を予定している。

フリークHD<6094>:3420円( - 円)
一時3680円まで急伸し年初来高値更新。16年10月-17年3月期(第2四半期累計)決算とともに、17年9月期業績予想の上方修正を発表している。第2四半期累計の純利益は前年同期比2.6倍の5.68億円で着地した。また、通期純利益見通しは7.80億円から9.00億円(前期は3.94億円)へと引き上げた。スマートフォン広告市場の拡大により、モバイル向けDSPプラットフォーム「Red」を中心として順調に推移しているという。

テモナ<3985>:8100円(-590円)
急落。16年10月-17年3月期(第2四半期累計)決算を発表している。営業利益は1.23億円で着地した(同社は今年4月上場のため前年同期実績の記載なし)。17年9月期の通期計画1.90億円(前期比47.9%増)に対する進捗率は約65%と比較的高く、本日の株価はプラス圏に浮上する場面もあった。しかし、リピート通販のEC支援サービスに対する期待が高まっていただけに、決算発表を受けて材料出尽くし感が広がっているようだ。

ユーザベース<3966>:4185円(+170円)
3日続伸。一時4330円まで急伸する場面があった。SMBC日興証券が投資評価「1(アウトパフォーム)」、目標株価5400円でカバレッジを開始している。同社株価は昨年10月の上場以来、高成長期待を織り込む形で上昇基調が続いていると指摘。しかし、16年12月期下期にようやく投資フェーズから収益化フェーズに転換した同社の期待利益成長率から考えれば、株価の上昇余地は依然として大きいと考えているという。

《DM》

 提供:フィスコ

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