【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月10日記)
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
昨晩のNYダウの上値の重さと、円・ドル相場が目標値付近に位置していることを考慮すると、日経平均株価の現在の上昇は、2万0000円前後でいったん上値を抑えられることも考えておく必要が出てきました。
現時点では、小幅調整を繰り返しながら、6月頃まで2万1000円を目指す展開と、2万0000円前後で上値を抑えられる展開のどちらの可能性も残しています。
本日は、前者なら2万0000円を越える動き、後者なら寄り付き後、すぐに上値を抑えられると見ておきます。
上値重い展開になるなら、6月まで2万0000円前後でジグザグに推移して、短期の天井型を作る動きへ入ると考えられます。
情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。
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