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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:オプトHD、日本ライフL、東エレク

オプトHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■オプトホールディング <2389>  1,343円  +281 円 (+26.5%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 オプトホールディング<2389>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は4月28日取引終了後に、17年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は10億9300万円(前年同期比23.0%増)となり、通期計画24億円に対する進捗率は45.5%に達した。売上高は208億8600万円(同12.6%増)で着地。アドネットワークやインフィード広告の売り上げが好調で、主力のマーケティング事業の売上高が204億100万円(同12.2%増)に伸びたことが寄与した。なお、通期業績見通しは従来計画を据え置いている。

■日本ライフライン <7575>  2,696円  +459 円 (+20.5%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 4月28日、日本ライフライン <7575> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比2.2倍の80.1億円に急拡大し、従来予想の69.3億円を上回って着地。続く18年3月期も前期比19.9%増の96億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も主力のEPカテーテルや外科関連機器などオンリーワン製品を中心に販売を伸ばし、12.5%の大幅増収を見込む。前期は公定価格の改定で医療機器の価格が引き下げられたが、今期はこの影響がないこともプラスに働く。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比7.5円増の37.5円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■富士機工 <7260>  700円  +100 円 (+16.7%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 4月28日、富士機工 <7260> に対してジェイテクト <6473> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を23.3%上回る1株740円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買い付け期間は国内外の競争法に基づく必要な手続きが終わり次第決定する。

■ショーワ <7274>  1,085円  +135 円 (+14.2%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率5位
 ショーワ<7274>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は4月28日取引終了後に、18年3月期通期の連結業績予想を発表。営業損益見通しは190億円の黒字(前期は32億6300万円の赤字)に浮上し、2期ぶりに復配(20円)する計画を示したことが好感されているようだ。売上高予想は2570億円(前期比1.0%減)。ステアリング製品の売り上げ増を見込むも、為替の影響で小幅減収になるとみている。一方、製品保証引当金繰入額の減少が営業利益を押し上げる見通し。なお、今期の想定為替レートは1ドル=105円(前期は108円)、1人民元=15.2円(同16.1円)としている。

■インフォマート <2492>  757円  +88 円 (+13.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 28日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は11%増益で着地」が好感された。インフォマート <2492> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比11.2%増の5億円に伸び、1-6月期(上期)計画の8.5億円に対する進捗率は59.6%に達し、5年平均の49.2%も上回った。
  ⇒⇒インフォマートの詳しい業績推移表を見る

■東京エレクトロン <8035>  14,630円  +1,665 円 (+12.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 4月28日、東京エレクトロン <8035> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比32.0%増の1575億円に伸びて着地。続く18年3月期も前期比37.1%増の2160億円に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期もデータセンターやスマートフォン向けの旺盛な半導体需要を背景に、主力の半導体製造装置の販売が大きく伸び、22.5%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を305円→352円(前の期は237円)に増額し、今期も前期比145円増の497円に増配する方針とした。前日終値ベースの予想PERが21.3倍→13.1倍に急低下した一方、配当利回りは3.83%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■大阪チタ <5726>  1,818円  +184 円 (+11.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>は急伸。前週末28日に発表された17年3月期業績は従来予想を上回り着地した。売上高は382億円の予想に対し391億8000万円(前の期比4.8%減)、純利益は1億円に対し5億7900万円(前の期88億4000万円の赤字)となった。円安効果に加え製造コストの削減が寄与し、収益は従来予想を上回った。未定としていた配当は年5円とする。18年3月期業績は、売上高が432億円(前期比10.3%増)、営業利益が27億円(同31.6%増)、最終利益が15億円(同2.6倍)を見込んでいる。配当予想は未定としている。

■テイ・エス テック <7313>  3,250円  +327 円 (+11.2%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率10位
 28日に決算を発表。「今期税引き前は16%増益、6円増配へ」が好感された。テイ・エス テック <7313> が4月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期の連結税引き前利益は前の期比12.2%減の357億円になったが、18年3月期は前期比15.9%増の415億円に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒テイ・エス テックの詳しい業績推移表を見る

■日本電気硝子 <5214>  767円  +76 円 (+11.0%)  11:30現在
 28日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地」が好感された。日本電気硝子 <5214> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の59億円に急拡大し、1-6月期(上期)計画の80億円に対する進捗率は73.8%となった。
  ⇒⇒日本電気硝子の詳しい業績推移表を見る

■伯東 <7433>  1,320円  +130 円 (+10.9%)  11:30現在
 28日に決算を発表。「今期経常は66%増益へ」が好感された。伯東 <7433> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比30.8%減の19.8億円に落ち込んだが、18年3月期は前期比65.9%増の33億円に急拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒伯東の詳しい業績推移表を見る

■九電工 <1959>  3,540円  +345 円 (+10.8%)  11:30現在
 九電工<1959>は大幅高で、年初来高値を更新した。同社は4月28日取引終了後に、18年3月期通期の連結業績予想を発表。営業利益見通しは360億円(前期比17.1%増)とし、年間配当計画を前期比10円増配の80円とする方針を示したことが好感されているようだ。売上高予想は3700億円(同8.3%増)。民間設備投資や公共投資の需要は引き続き底堅く推移するとみており、工事受注高は3800億円(同0.6%増)を予想している。

■イトーキ <7972>  779円  +72 円 (+10.2%)  11:30現在
 28日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は38%増益で着地」が好感された。イトーキ <7972> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比38.2%増の31.7億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の33億円に対する進捗率は96.1%に達し、5年平均の66.8%も上回った。
  ⇒⇒イトーキの詳しい業績推移表を見る

■富士通 <6702>  756.3円  +61.5 円 (+8.9%)  11:30現在
 富士通 <6702> が急伸し年初来高値を更新した。同社は4月28日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期の連結最終利益は前の期比2.0%増の884億円となり、続く18年3月期も前期比63.9%増の1450億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は前期に計上したビジネスモデル変革費用420億円がなくなることで採算が大きく改善する。販売面ではデバイスソリューション事業でLSI(大規模集積回路)や電子部品が伸びる見込み。なお、前提となる為替レートは1ドル=105円に設定した。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2円増の11円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■神戸製鋼所 <5406>  1,076円  +86 円 (+8.7%)  11:30現在
 4月28日、神戸製鋼所 <5406> が決算を発表。17年3月期の連結経常損益は191億円の赤字に転落したが、従来予想の300億円の赤字を上振れて着地。続く18年3月期は500億円の黒字に急浮上する見通しとなったことが買い材料視された。今期は自動車向けの需要拡大やマージン改善で鉄鋼部門が黒字に浮上する。また、油圧ショベルの販売が回復する建設機械部門も黒字化する見通しだ。

■アップル <2788>  379円  +80 円 (+26.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アップルインターナショナル<2788>はストップ高買い気配。同社は東南アジア向け中古車輸出を主力とするが、前週末28日取引終了後に、いすゞ自動車<7202>と資本・業務提携することを発表、これがポジティブサプライズとなり短期資金の流入が加速した。いすゞを引受先とする138万株の第三者割当増資(発行価格は291円)を実施する予定で、調達資金は新規出店などに充当、業容拡大への期待が膨らんでいる。

■シンデン・ハイテックス <3131>  2,881円  +500 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在
 4月28日、シンデン・ハイテックス <3131> [JQ]が17年3月期の連結経常利益を従来予想の3億7000万円→5億0200万円に35.7%上方修正。増益率が2.2倍→3.0倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。上期に不調だった液晶ビジネスが下期に回復したことや、仕入先の生産期間短縮に伴う顧客への前倒し納入により、売上高が従来予想を4.6%上振れしたことが寄与。一部ビジネスの収益性の改善や為替変動も利益の押し上げ要因となった。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の55円→90円(前の期は40円)に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

●ストップ高銘柄
 UMNファーマ <4585>  336円  +80 円 (+31.3%) ストップ高   11:30現在
 宇野澤組鐵工所 <6396>  234円  +50 円 (+27.2%) ストップ高   11:30現在
 ケアサービス <2425>  2,710円  +500 円 (+22.6%) ストップ高   11:30現在
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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