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【市況】欧州系大手証券、日銀審議委員候補はバランス人事か

 政府は18日、日銀の次期審議委員に鈴木人司氏と片岡剛士氏2人を任命する人事案を衆参両院に提示した。これに対して、ドイツ証券は18日、「日銀審議委員候補はバランス人事か」と指摘した。

 鈴木人司氏は三菱東京UFJ銀行の取締役常勤監査等委員。「金融政策決定会合では、大規模緩和が銀行実務に与える影響などについての発言が期待される」という。一方、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの上席主任研究員である片岡剛士氏は、アベノミクスや日銀の大規模金融緩和へ積極的な肯定論者として知られ、「現行の日銀政策には賛成票を投じると予想する」と指摘。メガバンク出身で実務を知る鈴木氏と緩和推進論者である片岡氏との組み合わせは「バランスの取れた人事」と評価している。9月以降の日銀会合では反対メンバーは少なくとも一人は減ることが予想されるが「市場への影響は限定的か」と予想。今後の市場の焦点は「来年3~4月に任期を迎える総裁・副総裁人事と、それを任命する首相が安倍首相なのかという点」とみている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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