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【市況】明日の株式相場見通し=手控えで方向感に乏しい推移、内需株物色の継続なるか

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(18日)の東京株式市場は、手掛かり材料不足のなか、売り買いともに手控え姿勢が強く、日経平均株価は方向感に乏しい推移となりそうだ。週明け17日の東京株式市場で、日経平均株価は5日ぶりの小幅反発となったものの、東証1部の売買代金は1兆6337億円と今年最低を記録する閑散商いとなった。

 市場関係者からは「きょうの相場は、イースター(復活祭)休暇で欧州や香港の株式市場が休場で、海外投資家の参加が限定的となる閑散商状のなか、国内投資家が円高によるマイナス影響の少ない小売り、食品、不動産といった内需系銘柄を買う動きが目立った。また、東証1部の値上がり銘柄数は1395と値下がり銘柄数の511(変わらず109)を大きく上回り、主力銘柄ではない中小型内需株の健闘が目立った」との見方が出ていた。

 17日の東京株式市場は、朝方売り優勢でスタートしたものの、その後は押し目買いや買い戻しに下げ渋り、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともにプラス圏で引けた。日経平均株価の終値は、前週末比19円63銭高の1万8355円26銭と5日ぶりに小幅反発した。

 日程面では、オンラインでの国内および海外向けのパッケージ旅行の企画・販売や、航空券の販売、宿泊手配、オプショナルツアーの手配などを手掛ける旅工房<6548>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、ペンス米副大統領が来日し、安倍首相と会談・麻生財務相と日米経済対話に注目。海外では、米3月の鉱工業生産・設備稼働率、米3月の住宅着工・完工件数、中国70都市新築住宅価格動向が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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