市場ニュース

戻る
 

【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、円安好感も地政学リスク警戒で上値は重い (4月10日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  18800.22
高値  18850.80(10:05)
安値  18762.70(10:44)
大引け 18797.88(前日比 +133.25 、 +0.71% )

売買高  17億3234万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆9299億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は続伸、円安好感し買い戻し優勢
 2.銀行業、保険業など金融株が買われる
 3.地政学リスクが警戒され上値重く、前場10時高値を終日抜けず
 4.売買代金は1.9兆円とおよそ1ヵ月ぶりに2兆円割れ
 5.水産・農林業、電気・ガス業などディフェンシブ株の一角が安い

■東京市場概況

 前週末の米国市場では、NYダウは6ドル安と小幅反落。雇用統計が振るわなかったことや、米軍によるシリア攻撃を受けて地政学リスクの高まりを警戒する売りがやや優勢だった。

 週明けの東京市場では、円安などを追い風に終始買い優勢の展開となった。日経平均株価は一時1万8800円台半ばまで上昇する場面があった。

 10日の東京市場は、主力株中心に買いが先行した。前週末の欧米株市場は高安まちまちで、米国株市場ではNYダウが小幅安となった。ただ、3月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予測を大きく下回ったものの失業率は改善しており、米国のシリア攻撃などによる地政学リスクの高まりなどもあまりマイナスの影響を及ぼさなかった。米長期金利の上昇を背景に為替は1ドル=111円台前半の推移と円安水準でもみ合い、これも空売り筋の買い戻しを誘った。日経平均の上げ幅は一時180円を超え、1万8800円台半ばまで上昇する場面もあったが、引け際手仕舞い売りに伸び悩んだ。東証1部全体の7割の銘柄が上昇したが、全体売買代金は今ひとつ盛り上がりを欠き、3月15日以来約1ヵ月ぶりに、活況の目安とされる2兆円台を割り込んだ。

 個別では、東芝<6502>が売買代金トップで上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。ペプチドリーム<4587>は買い人気集中、ストップ高で買い物を残した。エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>も値幅制限上限まで買われたほか、石川製作所<6208>も大幅高。タダノ<6395>も物色人気に。コシダカホールディングス<2157>、大阪有機化学工業<4187>も値を飛ばした。
 半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382>、塩野義製薬<4507>などが冴えず、久光製薬<4530>、ロート製薬<4527>など薬品株に大きく売られるものが目立った。ダブル・スコープ<6619>、エイチ・アイ・エス<9603>も値を下げたほか、ヤマシンフィルタ<6240>も安い。島忠<8184>が売られ、日本写真印刷<7915>も下落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、電通 <4324> 、ユニファミマ <8028> 、京セラ <6971> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約49円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は塩野義 <4507> 、KDDI <9433> 、花王 <4452> 、ファナック <6954> 、エーザイ <4523> 。押し下げ効果は約10円。

 東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)銀行業、(3)その他金融業、(4)非鉄金属、(5)金属製品。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)鉱業、(3)食料品、(4)ゴム製品、(5)電気・ガス業。

■個別材料株

△コシダカHD <2157>
 上期経常を2期ぶり最高益に30%上方修正。
△ネクステージ <3186>
 12-2月期(1Q)経常は49%増益。
△サイステップ <3810> [東証M]
 今期経常を7.5倍上方修正。
△大有機 <4187>
 今期経常を一転8%増益・最高益に上方修正、配当も5円増額。
△レイ <4317> [JQ]
 前期経常を86%上方修正。
△ペプドリ <4587>
 米製薬大手との創薬共同開発契約。
△エスクロAJ <6093>
 今期経常は33%増で3期連続最高益更新へ。
△豊和工 <6203> 、石川製 <6208>
 北朝鮮や中東などの地政学的リスクを意識。
△東芝 <6502>
 日本企業の連合での出資思惑とエフィッシモの株式買い増し。
△ノダ <7879> [東証2]
 12-2月期(1Q)経常は69%増益で着地。

▲久光薬 <4530>
 今期経常は9%減益。
▲RVH <6786> [東証2]
 前期経常を一転1%減益に下方修正。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)エスクロAJ <6093> 、(2)石川製 <6208> 、(3)ペプドリ <4587> 、(4)大有機 <4187> 、(5)ワキタ <8125> 、(6)コシダカHD <2157> 、(7)オンワード <8016> 、(8)ネクステージ <3186> 、(9)Hamee <3134> 、(10)新日無 <6911> 。

 値下がり率上位10傑は(1)Fブラザーズ <3454> 、(2)久光薬 <4530> 、(3)ロート <4527> 、(4)オリンピック <8289> 、(5)デザインワン <6048> 、(6)HIOKI <6866> 、(7)JCRファ <4552> 、(8)ヤマシン―F <6240> 、(9)加藤産 <9869> 、(10)東京個別 <4745> 。

【大引け】

 日経平均は前日比133.25円(0.71%)高の1万8797.88円。TOPIXは前日比9.88(0.66%)高の1499.65。出来高は概算で17億3234万株。値上がり銘柄数は1405、値下がり銘柄数は504となった。日経ジャスダック平均は2930.05円(14.22円高)。

[2017年4月10日]

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均