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【市況】米国株見通し:米中首脳会談に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2348.50(+2.00) (20:25現在)
ナスダック100先物 5421.00(+4.75) (20:25現在)

20:25時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは20ドル高程度で推移。欧州はやや売りが先行している。また、原油先物相場は、売りが先行したが、買い戻されている。

5日の米株式市場は下落。原油相場の上昇が好感されたが、金曜日に発表される雇用統計を見極めたいとの思惑や、週末にかけて開催される米中首脳会談への警戒感から終日上値の重い展開となった。

日本市場では米中首脳会談を前に北朝鮮情勢を懸念する売りが広がるなか、米国市場についても、首脳会談の行方を見極めたいとするムードが強まりそうである。また、週末には雇用統計の発表が控えているが、前日のADP雇用報告の上振れを受けて、雇用統計に対する期待感は高まっている。一方で、FOMC議事録を受けて年内の利上げは4回との見方も浮上するなど、金融引き締めへの警戒感も高まっているなか、方向感は掴みづらい。

その他、ECBのドラギ総裁は6日、ユーロ圏経済に好調な兆しが見られる中でも、大規模な金融緩和策の縮小に動くにはまだ早いと警告。ただ、これを受けた欧州市場はまちまちの反応であり、材料視され難い状況であろう。ともかく、米中首脳会談次第といったところである。なお、ゴルフが大好きなトランプ大統領に対して、習主席はゴルフが大嫌いとされ、会談失敗を警戒する向きも少なからずいるようである。

《KK》

 提供:フィスコ

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