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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):西松屋チェ、サックスバー、Uアローズ

西松屋チェ <日足> 「株探」多機能チャートより
■西松屋チェーン <7545>  1,235円  -56 円 (-4.3%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>が大幅反落し年初来安値を更新した。前日は18年2月期の好業績見通しと自社株買いの発表を材料に買われたが、この日はSMBC日興証券が4日付で投資評価「2」を継続しつつ、目標株価を1500円から1450円に引き下げたことが弱材料視されている。同証券では、18年2月期業績予想を射程圏内ではあるとしながらも、3月売上高(全社前年同月比5.6%減、既存店同7.5%減)が低調で、売り上げにやや不安があると指摘。売り上げ動向を注視したいとしている。

■サックスバー <9990>  1,201円  -21 円 (-1.7%)  本日終値
 サックスバー ホールディングス<9990>が4日続落。4日の取引終了後に発表した東京デリカの3月月次売上情報で、既存店売上高が前年同月比3.8%減となり、5カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。なお、16年4月からの累計では既存店売上高は前年同期比4.4%減、全社売上高は同0.4%減となった。

■ユナイテッドアローズ <7606>  3,310円  -15 円 (-0.5%)  本日終値
 ユナイテッドアローズ<7606>が続落。4日の取引終了後に発表した3月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比2.3%増と6カ月連続で前年実績を上回ったが、市場の反応は限定的のようだ。メンズ、ウィメンズのビジネスウェアに加え、メンズではカット、パンツ、スニーカー、ウィメンズでは柄物ブラウスやワンピース、スカート、パンツなどが好調に推移した。また、セール商品の集約や大型ネット通販サイトの割引クーポン施策などの影響で、ネット通販売り上げが大きく伸びたことも寄与した。なお、16年4月からの累計では、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同期比2.0%増となった。

■ファーストリテイリング <9983>  34,620円  -20 円 (-0.1%)  本日終値
 4日、ファーストリテイリング <9983> が国内ユニクロ事業の売上速報を発表。3月の既存店売上高が前年同月比1.1%減と2ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが売り材料。3月はワイヤレスブラなどの話題性のある商品が好調だったものの、全国的に気温の低い日が続いたことから春物商品が苦戦した。なお、既存店の客数は前年同月比6.6%増と伸びたものの、客単価が同7.2%減となった。

■東洋電機製造 <6505>  2,068円  +400 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 東洋電機製造<6505>が後場に入ってストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社はきょう、世界で初めて道路に敷設したコイルからインホイールモータへの走行中給電による実車走行に成功したと発表。これが材料視されているようだ。この成果は、東京大学大学院新領域創成科学研究科の藤本博志准教授らの研究グループと日本精工<6471>との共同研究によるもの。同社はこの研究グループにおいてSiC(シリコンカーバイド)を用いた4つのワイヤレス用変換器を開発している。

■シャノン <3976>  4,495円  +700 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 シャノン<3976>がストップ高の4495円まで買われた。4日の取引終了後、同社が提供するマーケティングの統合データ管理・活用を実現するクラウドアプリケーション「SHANON MARKETING PLATFORM」(SMP)が、経済産業省が推進する「サービス等生産向上IT導入支援事業」の対象サービスに認定されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。補助対象期間に同制度を活用してSMPを導入した事業者は、最大で導入費用の3分の2(上限額100万円、下限額20万円)が補助されるという。同制度を利用してSMPを導入する顧客が増加するとの期待が高まっているようだ。

●ストップ高銘柄
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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