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【市況】明日の株式相場見通し=買い手控え姿勢強まる、強弱感対立で小幅な値動きに

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(4日)の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料難のなかで買い手控え姿勢が強まりそうだ。きょう後場に入って、欧州系とみられるヘッジファンドから株価指数先物にまとまった買いが入ったとの観測から、一時日経平均株価の上昇が加速する場面があったものの、大引けに掛けては上げ幅を縮小し、投資行動の不安定さが際立った。

 市場関係者からは「きょうは、前週末の米国株安をはじめ、外国為替市場での円高・ドル安傾向、日銀短観で先行きの景況感が小幅ながら悪化するなどマイナス材料が多かった割には、堅調な相場展開となった。米トランプ大統領の経済政策への不透明感はあるものの、4月下旬から本格化する企業の決算発表に伴う18年3月期業績見通しへの期待感が根強いことも確か」との見方が出ていた。

 3日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で、日経平均株価は株価指数先物主導で一時約160円の上昇をみせたが、大引けにかけて伸び悩んだ。大引けの日経平均株価は前週末比73円97銭高の1万8983円23銭と3日ぶりに反発した。

 日程面では、日銀3月短観「企業の物価見通し」、3月のマネタリーベースに注目。海外では米2月の貿易収支、米2月の製造業受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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