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【市況】NY株式:ダウは8ドル安、政権運営への先行き懸念が上値抑える

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

20日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は8.76ドル安の20905.86、ナスダックは0.53ポイント高の5901.53で取引を終了した。朝方は原油相場の下落を嫌気し、もみ合う展開となった。先週のG20財務相・中銀総裁会議で米国が強硬姿勢を示したことで先行き不透明感も広がり、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。

原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。一方で、宝飾品のティファニー(TIF)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は映画「美女と野獣」が3月公開作品で過去最高の興行収入を記録し、買われた。携帯端末のアップル(AAPL)は一部アナリストの目標株価引き上げを受けて上昇。

シカゴ連銀総裁は、インフレ率の上昇次第で年内に後3回の追加利上げもありうるとの認識を示した。一方で、ミネアポリス連銀総裁は、物価上昇圧力が見られないことから利上げに対して慎重になるべきと指摘している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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