【特集】決算プラス・インパクト銘柄 … エニグモ、バロック、トリケミカル　(3月15日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の3月14日から15日の決算発表を経て16日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ＨｙＡＳ＆Ｃ <6192>
　17年4月期第3四半期累計(16年5月-17年1月)の連結経常利益は前年同期比4.8％増の1億9500万円に伸びたが、通期計画の2億9100万円に対する進捗率は67.0％にとどまり、前年同期の81.6％も下回った。

★No.2　トリケミカル <4369>
　17年1月期の経常利益(非連結)は前の期比40.7％増の9.7億円に伸び、18年1月期も前期比57.9％増の15.4億円に拡大を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.3　ＡＣＣＥＳＳ <4813>
　17年1月期の連結経常利益は前の期比15倍の3.9億円に伸び、従来予想の1.5億円を上回って着地。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<6192> ＨｙＡＳ＆Ｃ 　東Ｍ 　 +12.79 　　3/15　　　3Q　　　　4.84
<4369> トリケミカル 　ＪＱ　　 +8.81 　　3/15　本決算　　　 57.95
<4813> ＡＣＣＥＳＳ 　東Ｍ　　 +8.54 　　3/15　本決算　　　104.08
<3548> バロック 　　　東１　　 +6.09 　　3/15　本決算　　　 23.40
<7899> ＭＩＣＳ化学 　ＪＱ　　 +4.77 　　3/15　　　3Q　　　 73.86

<3665> エニグモ 　　　東Ｍ　　 +0.61 　　3/15　本決算　　　 11.51
<8842> 楽天地 　　　　東１　　 +0.19 　　3/15　本決算　　　 16.20
<7850> 総合商研 　　　ＪＱ　　 +0.12 　　3/15　　上期　　　 34.91

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした16日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース