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【特集】IBJ Research Memo(3):婚活を基軸に多様なサービス提供、強固な収益基盤を確立

IBJ <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業概要

2. 同社の強み
IBJ<6071>の強みは、婚活を基軸とした様々なサービスを展開することで、多様な顧客ニーズに対応し集客力を高めるとともに(=収益機会の最大化)、会員獲得のためのマーケティングコストの極小化(=収益性の向上)を同時に実現していることにある。もちろん、こうしたビジネスモデルは、婚活の最終目標である成婚率の向上にも寄与している。

婚活する利用者から見れば、婚活の最初は合コンや婚活サイトへの登録など敷居の低いサービスから利用し、そこで相手が見つからなければ、婚活パーティーや結婚相談所といったより上位のサービスに移行することになる。同社は多様な婚活サービスを同時に展開することで、婚活サービス利用者から得られる売上高の最大化を実現することが可能となる。また、2016年以降はM&Aを通じて、婚活周辺領域にも事業を展開し始めており、顧客の生涯価値の最大化(LTVの最大化)を図ると同時に、婚活サービス企業から総合ライフデザイン企業へ進化していくことを目指している。

また、ビジネスモデルに関して言えば、BtoC、BtoBの両分野で事業を展開しているほか、ストック型、フロー型いずれのビジネスモデルにおいても収益化を実現しており、収益の安定性と同時に高収益性を実現できる強固な事業基盤を既に確立している点が強みと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

 提供:フィスコ

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