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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ACCESS、鹿島、トリケミカル (15日大引け後 発表分)

ACCESS <日足> 「株探」多機能チャートより

 15日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ACCESS <4813> [東証M]  ★前期経常が上振れ着地・今期は2倍増益へ
 ◆17年1月期の連結経常利益は前の期比15倍の3.9億円に伸び、従来予想の1.5億円を上回って着地。続く18年1月期も前期比2.0倍の8億円に急拡大する見通しとなった。
  前期は開発案件の管理強化による原価抑制や販管費の削減が奏功し、採算が大きく改善した。今期はブラウザ製品、BeaconサービスといったIoT分野の拡大に加え、アジア事業の黒字転換や前期発生した為替差損の解消などで利益倍増を見込む。

 鹿島建設 <1812>   ★今期経常最高益予想を25%上乗せ、配当も6円増額
 ◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の1240億円→1550億円に25.0%上方修正。増益率が9.4%増→36.7%増に拡大し、従来の25期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ることが寄与。国内建設工事を中心に工事採算が改善することも利益を押し上げる。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の14円→20円(前期は12円)に増額修正した。予想PERが10.0倍→7.8倍に低下し、割安感が強まった。

 バロック <3548>   ★今期経常は23%増で2期ぶり最高益、28円増配へ
 ◆17年1月期の連結経常利益は前の期比12.3%減の53.8億円になったものの、続く18年1月期は前期比23.4%増の66.4億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は首都圏への出店強化や不採算店舗の閉鎖、EC事業の拡大で国内事業の業績回復を見込む。好調な中国では60店舗程度の積極的な出店を継続する。
  業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比28円増の38円に大幅増配する方針とした。予想PERが13.7倍→10.7倍に低下する一方、配当利回りは2.81%に上昇し、割安感が強まった。
  併せて、21年1月期に経常利益110億円を目標とする中期経営計画を策定。

 トリケミカル <4369> [JQ]  ★今期経常は58%増で3期連続最高益、5円増配へ
 ◆17年1月期の経常利益(非連結)は前の期比40.7%増の9.7億円に伸びて着地。続く18年1月期も前期比57.9%増の15.4億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も最先端半導体向け成膜材料などの販売が大きく伸び、13.7%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の21円に増配する方針とした。

 M&Aキャピ <6080>   ★上期経常を2.1倍上方修正
 ◆17年9月期上期(16年10月-17年3月)の連結経常利益を従来予想の10.3億円→21.5億円に2.1倍上方修正。増益率が40.0%増→2.9倍に拡大する見通しとなった。中小企業の後継者問題などの解決に向けたM&A需要が拡大するなか、大型案件を複数含むM&Aの成約件数が大きく伸びることが収益を押し上げる。

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