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【市況】明日の株式相場見通し=イベント通過で買い優勢に、主力銘柄へ物色復活も

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(16日)の東京株式市場は、日本時間16日未明の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表や、オランダ議会選挙の大勢判明など、当面の懸念材料とされていたイベントが通過することで、心理的な上値圧迫要因も取り払われ、主力大型株にもやや買い気が戻り日経平均株価は反発に転じることになりそうだ。

 市場関係者からは「東京株式市場は今週に入って3日間、東証1部の売買代金が連日2兆円の大台を大きく割り込み、値動きも方向感に乏しい推移となっていた。これまで手控えられた分のエネルギーが、買いに振り向けられる可能性もある。ただ、原油価格の低下傾向と、トランプ米大統領の経済政策具体化の遅れには注意が必要」との声が上がっていた。

 日程面では、CGS事業(クラウドワーカーを活用した事業)の運営などを手掛けるうるる<3979>が東証マザーズに、インターネットを利用したコンテンツ提供及び商品の企画・販売のほぼ日<3560>が東証ジャスダック市場に、それぞれ新規上場する。

 このほかに、ティラーソン米国務長官が安倍首相らと会談、黒田日銀総裁の会見に注目。海外では、米2月の住宅着工・完工件数、米3月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数、2月の欧州新車販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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